そんな中、2013年秋の始動が予定されている「ポケモンカードゲーム」版『ポケットモンスターX・Y』の方でも新たな動きが発表された。ソフト発売の影に隠れてしまってそれほど話題となっていないが、なんと、読売新聞社・日本将棋連盟との共催による、小学生以下を対象としたカードゲーム大会「ポケモン竜王戦」が2014年に開催されるというのだ。ただし、となっている。
カードなくしてポケモンなし
「ポケモンカードゲーム」は、その名の通り、『ポケットモンスター』を題材とした対戦型カードゲームだ。ポケモンシリーズの初代である『ポケットモンスター 赤・緑』と同時に開発され、今もなお多くのプレイヤーを抱えている。常にゲームと共にシリーズの人気を支えてきた重要な要素の一つだと言える。『ポケットモンスターX・Y』の発売に伴い、「ポケモンカードゲーム」も、2013年秋に『X・Y』シリーズが始動する。
あの竜王の名前を冠した大会を発表!
今回、ゲーム最新作の発売に伴い、「ポケモンカードゲーム」の新展開が発表された。それが、「ポケモン竜王戦」の開催だ。名前からピンと来る人も多いだろうが、「竜王」とは、将棋界では「名人」と並ぶ将棋界最強の称号として知られている。毎年、読売新聞社主催による竜王を決めるための大会「竜王戦」が開催され、優勝者のみが前年の竜王に挑戦する権利を与えられ、その戦いの勝者が次の竜王となる。
今回開催される「ポケモン竜王戦」は、読売新聞社・日本将棋連盟との共催で開かれる、日本ポケモン会の最強トレーナーを決める戦いとなる!
公開されたティザーサイトには、ポケモン総合プロデューサーである石原恒和さんと、初代竜王である将棋棋士・島朗さんがそれぞれコメントを寄せている。
ポケモンが、輝かしい歴史のある棋戦である「竜王戦」の名を冠する大会を主催できることを、非常に光栄に感じています。
「ポケモン竜王戦」は、ポケモン・プレイヤーたちの新たな真剣勝負の場を作りたいという思いで実現しました。将棋の世界で数あるタイトル戦の中でも、最高峰の戦いとして位置づけられる「竜王戦」の名にふさわしい、熱い戦いが繰り広げられることを、期待しています。 ポケモン総合プロデューサー 石原 恒和 からのご挨拶
ただし、この「ポケモン竜王戦」には年齢制限があり、小学生以下を対象にしているため、中高生はもちろん、大人も参加することができない。詳細は11月中旬に発表されるとのことだが、予選大会は2014年1月より開始され、決勝大会は3月の開催となる。ポケモンのバトルには、プレイヤーそれぞれに異なる戦略、相手の次の一手に対する深い読み合い、といった、将棋の世界にも通じる、高度な頭脳戦という一面があります。今回、そんなポケモンバトルの一面に共感し、「ポケモン竜王戦」を共に開催させていただくことになりました。
ポケモンは、若手棋士にも多く親しまれているゲームです。
「ポケモン竜王戦」では、将来将棋の竜王になるかもしれない、若き才能たちの頭脳バトルを、楽しみにしています。 初代竜王 島 朗氏 からのご挨拶
日本全国の猛者がしのぎを削る「ポケモン竜王戦」の開催に、今から胸がアツくなる!
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