概要
戦国時代の北陸や能登半島を舞台に妖怪から自分の身体を取り返す旅をする少年・百鬼丸と、泥棒の子供・どろろ。この2人の妖怪との戦いや、乱世の時代の人々との事件を描く。
1967年8月27日号より『週刊少年サンデー』(小学館)で連載が始まるが、暗く陰惨な内容が読者に受け入れられず、単行本では「無常岬の巻」にあたる話の1968年7月21日号の回で打ち切りとなる。
テレビアニメ化に伴い掲載誌を替えて1969年、『冒険王』(秋田書店)で昭和44年5月号から10月号まで連載された。5月号とその別冊付録、6月号に設定を一新した新たな内容の序盤が掲載され、続いて新作が連載され10月号で一応の完結をみるが、こちらもストーリーとしては中途までとなり、きちんとした物語の完結には至らなかった。
単行本は『週刊少年サンデー』連載分をもとに『冒険王』連載分もまとめられ、加筆、細部の変更、修正、削除を加えられて発刊されたが、見開きや扉絵は収録されていない。
連載された話の順番を入れ替えた秋田書店サンデーコミックス版と、後に連載順の内容で編集され細かな修正がなされた講談社手塚治虫漫画全集版の2種類が存在しており、手塚治虫漫画全集の発売後に出版された文庫サイズの漫画は秋田書店、講談社どちらも手塚治虫漫画全集版と同じになっている。漫画以外のメディア展開は上記のテレビアニメの他、ゲームソフト、実写映画も製作された。
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