1990〜2000年代生まれの若手グラフィックデザイナー9人によるプロジェクト「グラフィックデザインの窓」の書籍刊行を記念した合同展が、6月24日(水)から7月5日(日)にかけて東京・虎ノ門のTIGER MOUNTAINで開催される。入場は無料。
会場では『書籍:グラフィックデザインの窓』を先行販売。
あわせて、参加デザイナーそれぞれのクライアントワークや、その制作背景にあるグラフィック、映画、音楽、本などのリファレンスも展示される。
合同展「『書籍:グラフィックデザインの窓』刊行記念展」
2025年の合同展から生まれた書籍『グラフィックデザインの窓』
「グラフィックデザインの窓」は、2025年に開催された同名の合同展からはじまったプロジェクト。
高橋彩基さん、王睿宇さん、岡本太玖斗さん、栗山サキさん、髙坂彩乃さん、田岡美紗子さん、角田創さん、中村陽道さん、西本未祐さんの9人が参加。それぞれのクライアントワークを展示したほか、グラフィックデザインを取り巻く課題や期待について語るトークイベントを実施した。
今回刊行される『書籍:グラフィックデザインの窓』では、展示終了後の環境や心境の変化を踏まえ、各デザイナーがいま対話したい人物との対談/鼎談を収録。展示企画の過程を振り返るテキストなども掲載される。
また、対談/鼎談ページのデザインは各デザイナー自身が担当。ブックデザインそのものにも、それぞれの作家性が反映された一冊となっている。
groovisions伊藤弘やKotsuらとの対談も収録
書籍には、グラフィックデザイナーやアーティスト、建築家らとの対談や鼎談を収録。
岡本太玖斗さんは、デザインユニット・groovisionsのアートディレクターである伊藤弘さんと「ぶっ壊れるグラフィズム」をテーマに対談。西本未祐さんはDJとしても活動するグラフィックデザイナー・Kotsuさんらと「端っこから見る」と題した鼎談を行っている。
そのほか、中国出身のタイプデザイナー・Xiaoyuan Gaoさん、アーティストの島内秀幸さん、建築家の成定由香沙さんら、多様な領域で活動するクリエイターたちとの対話が収録される。
ワークショップやトークイベントも開催
本展の会期に先駆けて、6月17日(水)から21日(日)までオープンスタジオを実施。参加デザイナーと直接交流できる貴重な機会になる。
オープンスタジオでは、栗原瞳子さんによる溶接ワークショップ「溶接 ドローイング —ブックエンドを作ろう—」、髙坂彩乃さんによるワークショップ「複製と転写の実験室」も開催。
会期中には、参加デザイナーによるギャラリーツアーやトークイベント、クロージングイベント「サンドイッチパーティ」も予定されている。
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イベント情報
『書籍:グラフィックデザインの窓』刊行記念展
- 会期
- 2026年6月24日(水)〜7月5日(日)
- 会場
- TIGER MOUNTAIN(東京都港区虎ノ門3-7-5 虎ノ門Roots21ビル1F)
- 営業時間
- 水〜土曜日 13:00〜20:00
- 日曜日 13:00〜18:00
- 休館日
- 月曜日、火曜日、祝日
- 入場料
- 無料
【デザイナー・プロフィール】
高橋彩基
グラフィックデザイナー。1993年生まれ。2015年桑沢デザイン研究所専攻デザイン科を卒業。デザイン会社を経て2022年よりフリーランス。東京を拠点に領域を問わず活動中。クリエイティブユニット『釣部東京』在籍。
王睿宇
グラフィックデザイナー。1994年生まれ。中国・四川出身。2018年に来日、2022年東京造形大学卒業。同年、デザイン会社Company2を共同設立。展覧会ビジュアルの仕事をメインに色々な領域に展開しながら、自主制作も行う。
岡本太玖斗
グラフィックデザイナー/映像ディレクター。1998年生まれ。東京出身。筑波大学芸術専門学群ビジュアルデザイン領域卒。グラフィックデザインを軸に、映像/写真/音楽制作など領域を横断して活動し、既存の枠組みに抵抗する新しい制作体系を模索している。最近の仕事に、星野源やTeleなどのMV、Homecomingsやano、LAUSBUBなどのアートワーク、UNIQLOの広告映像、Expo 2025月刊日本館のためのアニメーション映像など。
栗山サキ
グラフィックデザイナー。1992年生まれ。ファッション業界で働きながら独学でグラフィックデザインを学ぶ。2018年よりデザイン事務所で経験を積んだ後、フリーランスに転向。現在はアーティストやギャラリーのクライアントワークを中心に、ロゴやブックデザイン、フライヤーなどの制作を手がけている。
髙坂彩乃
グラフィックデザイナー。1997年生まれ。現代美術・映画・演劇・音楽など文化領域のデザインを手がけ、作家との協働や印刷表現の実験的な制作にも取り組む。近年の主な仕事に、BUG「CRAWL」(2026)、国立映画アーカイブ「アンソロジー・フィルムアーカイブス:アメリカ実験映画の地平へ」、VOU「“Where’s VOU?” Pocket Edition SET」など。REFLECTA, Inc.所属。
田岡美紗子
グラフィックデザイナー。1992年生まれ。茨城県出身。東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻修了。edition.nord、TAKAIYAMA inc.、REFLECTA, Inc. での経験を経て2026年に独立。コンセプトに基づいたグラフィックデザイン、エディトリアルデザイン、写真や立体を用いたインスタレーションの制作に携わる。アートユニットThe Goodwillerとして斉藤思帆と古着や古物を用いたプロジェクトも進行中。
角田創
グラフィックデザイナー/エンジニア/モーションデザイナー。2001年生まれ。長野高専、武蔵野美術大学卒業。グラフィックデザイン・モーションデザイン・エンジニアリングの領域で活動中。 一見静的なグラフィックに動きを与えて視覚的な印象を拡張したり、クリエイティブコーディングによって生成的な余地や、鑑賞者がグラフィックの形や色、コンポジションに影響できる表現表現を試みる。
中村陽道
グラフィックデザイナー。1999年生まれ。都立工芸高校デザイン科、多摩美術大学グラフィックデザイン学科を経て同大学院を修了。文化領域の仕事を中心に受注。写真家・澤田詩園と雑駁な印刷物を作る団体『出版幽霊部員』として、また竹久直樹、八木幣二郎らと共同してグラフィックデザインに関する展覧会や特殊な言説作りにいそしむ運動体『power/point』としての活動も継続している。
西本未祐
グラフィックデザイナー。1991年生まれ。北海道出身。北海道教育大学函館校(言語学)卒業後、専門学校で学びなおし、制作会社やデザイン事務所での勤務を経て、2024年から個人で活動開始。手を動かし、線を置く活動。グラフィックデザイン、ドローイング、手芸など。
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