音楽ストリーミング大手・Spotifyとユニバーサル ミュージック グループ(UMG)が、録音音楽および出版権に関するライセンス契約の締結を発表した。
これにより、Spotifyは将来的に生成AIを活用した新たな音楽ツールをリリースすることが可能になった。
Spotifyの発表によれば、UMGと契約する参加アーティストやソングライターの楽曲を元に、AIを使ってカバー曲やリミックスを作成できるようになるという。
アーティストの新たな収入源にもなる新音楽ツール
この生成AIツールは、現地時間5月21日に米・ニューヨーク開催された投資家向けイベント「Investor Day」のプレゼンテーション内で明かされたもの。
Spotify Premiumユーザー向けの有料アドオン(拡張プログラム)として提供される予定だという。
最大の特徴は、ツール内に「同意、クレジット、報酬」の仕組みが最初から組み込まれている点。
Spotifyは「アーティストやソングライターにとって、Spotifyでの既存の収益に加え、さらなる収入源となる」と紹介している。
「権利システムが整備されていないと、アーティストは作品の権利を失う」
Spotifyの上級副社長(音楽部門グローバル責任者)であるチャーリー・ヘルマンさんは、現在の音楽シーンについて、「新しいオリジナル作品に加え、既存の楽曲をベースにしたカバーやリミックス、再解釈作品が急増している」と言及。
チャーリー・ヘルマンさん/画像はSpotify公式サイトから
そして、「権利システムが整備されていないと、アーティストは作品の権利を失う。そして、制作者に還元されないまま価値が生み出される可能性がある。Spotifyはまさに、このような問題を解決するために設立されたのだ」と、今回のライセンス締結の意図についてコメントしている。
なお、今回ライセンス契約を結んだUMGは、テイラー・スウィフトさんやビリー・アイリッシュさんなど世界的なトップアーティストを多数抱える大手レーベルとして知られている。
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