口から「みずでっぽう」を吐いて自然を蘇らせる
本作は「ポケモン」シリーズ初のスローライフゲームを謳っていますので、もちろんプレイヤーはのんびりと街づくりをはじめることになります。
さて、まず何からはじめるのか。ワクワクしながら操作を開始すると、ゼニガメと出会います。なんやかんやがありまして、ニンゲンの姿をしたメタモンがゼニガメの得意技である「みずでっぽう」を習得します。
メタモンは「みずでっぽう」を習得すると、フィールド上でその技を使って乾いた地面をうるおしたり、枯れた植物をよみがえらせたりすることができます。
人間の姿のメタモンが口から泡のような水をぶくぶくと吐き出しみるみるうちに自然がよみがえっていく光景──なかなかにシュールで奇妙なものです。
ちなみに、「みずでっぽう」はモジャンボはかせにも浴びせることができますが、かなり嫌がるので、水をかけるのはやめてあげましょう(他のポケモンたちにかけたら、どんなリアクションを取ってくれるのか楽しみですね)。
街をキレイにしていくとポケモンたちが集まってくる!
ゼニガメと出会いを一通り楽しんだあと、モジャンボはかせが「もっとポケモンがいるかもしれない! ポケモンたちに集まってもらおう!」という提案をしてきます。
ポケモンを集めるためにはまず、街の環境を良くしていかなければいけませんよね。なので、はじめのうちは「みずでっぽう」を駆使して、みずみずしい自然をよみがえらせるところからはじめていきます。
本作には「生息地」というシステムが存在しています。このシステムは、草や岩など、さまざまなオブジェクトを決まった数だけくっつけて並べるとポケモンが集まる環境「生息地」ができあがるというもの。
「生息地」の種類/発生条件はさまざま。チュートリアルでは、草を一か所に集めることによって発生した「緑の草むら」をつくりました。ここは「小柄なポケモンがかくれるのにピッタリ」とのことで、少し待っているとフシギダネがやってきました。うれしい!
このような自然の環境だけではなく、サンドバッグとベンチを組み合わせたらエビワラー、釣竿とイスを組み合わせたらコイキングが、ベッドとぬいぐるみを組み合わせるとフワンテが集まってくれるなどなど……環境にピッタリなたくさんのポケモンたちがやってくる仕組みになっています。
ポケモンごとの好みに合わせた「生息地」をつくって、たくさんのポケモンと友だちになっていく。そうすると街はだんだんと活気を取り戻してきます。
自由気ままにポケモンたちが散歩している中で、街づくりしていくのはとっても癒やされますよ。
メタモンの異常な行動、だってポケモンだもの──
そして、ポケモンたちが集まってくると、それぞれが街をどう改善してほしい、これがほしいなどの「おねがいごと」を投げかけてくるようになります。“この子たちのためならなんでもしてあげるモード”になっているプレイヤー(筆者)は、せっせと働くことになるんですね。
ちなみに、重要な「おねがいごと」を聞くと、ポケモンがメタモンに技を教えてくれることがあります。ゼニガメから「みずでっぽう」を習得したように、フシギダネからは「このは」を習得します。
この「このは」を打つ時のメタモンもなかなかにヤバいモーションをしています。ニンゲンのすがたをした生物が、急に手をツタに変形させて草を生やすんですよ。
このシュールで奇妙なメタモン・ユーモアがガンガン登場するあたりがゲームとしてのコクと軽快なテンポを生み出しています。
さらに余談ですが、本作は街づくりゲームなのでたくさんの家具が登場します。
ゲーム序盤でモジャンボはかせに“ニンゲンとの思い出がたくさん詰まったイス”をもらうのですが、なんとメタモンはそれを「たくわえる」を使って飲み込んでしまいます。
どんなにデカい家具でも飲み込んでしまうその姿。モジャンボはかせもドン引きしていました。
さて、話を戻しましょう。
技を使って街をガンガンと開拓していって住み心地の良い空間をつくり、生息地をさらに生み出し、ポケモンがたくさん集まってくる。基本的にはこのサイクルを繰り返すことでゲームが進んでいきます。
その合間に、獲得していった素材をクラフト機能で家具に変えて、自分好みの街を作り上げて大きくしていく形と言った形です。
なんて単純明快! シンプルだけど単調ではなく、新しい要素がどんどんと積み重なっていくので、自分のペース/方法でゲームを進めていけそうなのがいいですね。
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