「ポケットモンスター」(ポケモン)シリーズの関連アプリ『ポケモンバンク』が、2027年2月26日(金)12時にサービスを終了する。
『ポケモンバンク』から『Pokémon HOME』へのポケモンの移送機能も同日に終了。『ポケモンバンク』に預けたポケモンを他のシリーズで使いたい場合は、それまでに『Pokémon HOME』などへ送り出す必要がある。
上記のお知らせはメールでも通知されたようで、その文面は『ポケモンバンク』に預け入れているポケモンをニックネームも反映して伝えていると、SNS上で話題になっている。
3000匹のポケモンを預けられた『ポケモンバンク』
『ポケモンバンク』は2013年12月25日に、ニンテンドー3DS向けに配信。
通常のポケモンシリーズで保有できるポケモンの上限を超えた、最大3000匹のポケモンを預けることができる。預けたポケモンは、ニンテンドー3DS向けのポケモンシリーズへ引き出すことが可能だ。
また、別のアプリ『ポケムーバー』があれば、ニンテンドーDSの『ポケットモンスター ブラック・ホワイト』『ポケットモンスター ブラック2・ホワイト2』等の過去シリーズ作品から、『ポケモンバンク』へポケモンを移送することもできる。
『ポケモンバンク』とポケモンシリーズの連携図 ©2018 Pokémon. ©1995-2018 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc./画像は公式サイトより
もとは有料アプリとして配信されていたが、ニンテンドー3DSシリーズ向け「ニンテンドーeショップ」のサービス終了に伴い、2023年3月28日からは無償化された。
また、ポケモンを預け入れる後続サービスとして、2020年2月に『Pokémon HOME』がリリース。『ポケモンバンク』からの引っ越し機能も実装され、以後ポケモン管理サービスはこちらが主流となった。
なお、『ポケモンバンク』および『ポケムーバー』の配信はすでに終了しており、現在はダウンロード不可となっている。
『ポケモンバンク』終了で、過去作からの後方互換性が失われることに
『ポケモンバンク』のサービス終了は、ポケモンの預け先が一つなくなるだけでなく、特定のゲーム内にしか存在しないポケモンを、最新環境へ連れ出すことが不可能になることを意味する。
現時点では、ニンテンドー3DS向けポケモンシリーズのゲーム内にいるポケモンを、Nintendo Switch向けシリーズなどへ連れていくには、『ポケモンバンク』を経由して『Pokémon HOME』へ移動する必要がある。
裏を返すと、それ以外の方法が存在しないため、『ポケモンバンク』が終了するとこの経路が絶たれることになる。
『Pokémon HOME』とポケモンシリーズの連携図 ©Pokémon/Nintendo/Creatures/GAME FREAK/画像は公式サイトより
また、ゲームボーイアドバンス向けのシリーズにいるポケモンは、ニンテンドーDS向けシリーズへと移送できる。さらに上述の通り、『ブラック・ホワイト』『ブラック2・ホワイト2』から『ポケモンバンク』を経由することでニンテンドー3DS向けシリーズへと移送できる。
つまり、2002年発売の『ポケットモンスター ルビー・サファイア』から続いてきた後方互換性が、ニンテンドー3DSを境目に断ち切られることになる。ポケモンシリーズに存在した大きな特徴が、一つ失われるという意味でもある。
このため、8月13日の『ポケモンバンク』サービス終了の発表時には、歴代ポケモンシリーズのファンたちにも大きな驚きをもって受け止められた。
なお、同日には『Pokémon HOME』の英語版公式サイトで、有料プランの預け入れ上限が次回アップデートで9000匹になることが告知されており、この点からも移行を推奨する姿勢がうかがえる(外部リンク)。
『ポケモンバンク』閉鎖までに、私たちはなにをするべき?
『ポケモンバンク』サービス終了までは、およそ半年ほどの猶予がある。
まず判断すべきは、『ポケモンバンク』内のポケモンはもちろん、過去作にいるポケモンたちを『Pokémon HOME』へ連れ出すか否かだろう。
2027年2月26日以後、ニンテンドー3DS向け以前のゲーム内にいるポケモンは、『Pokémon HOME』へ移送するのが不可能となる。次の世代への移送すら行えなくなるタイトルもあるため、「各ゲーム内に残すか否か」も早めに決めておくとよいだろう。
また、過去シリーズでしか確保できないポケモンの『Pokémon HOME』移送も、『ポケモンバンク』閉鎖までに行う必要がある。該当するのが、特定ポケモンの色違い個体や、マニアックなところでは実績達成時にもらえる「リボン」をつけたポケモンなどだ。
また、『Pokémon HOME』には過去シリーズで入手した、特定のポケモンを登録することで得られる実績も存在する。実益は比較的小さいが、実績埋めが好きな人は今のうちにこなしておこう。
『Pokémon HOME』実績例。「特定の作品で出会った、特定のポケモンを預ける」といった実績が意外と多い/筆者環境を撮影
もっとも、今回の閉鎖発表に際して、「出会ったポケモンはそのゲーム内に留め置きたい」といった考えを表明する人も見られる。ゲームのカセット/カードそのものを思い出として大切に残すのも、一つの選択だろう。
なお、上記の通り『ポケモンバンク』閉鎖によって、近年のシリーズだけでは入手不可となるポケモンも少なからず存在する。このため、今回の『ポケモンバンク』閉鎖を、今後Nintendo Switchなどで過去シリーズの復刻配信を行う布石と見る人も一定数見られる。
いずれにせよ、過去一緒に旅をしたポケモンたちをどうするか、残り時間は意外と少ない。たくさん移送しようとするとそこそこ時間がかかるので、連休や年末年始などの空き時間に調べて、対応していくのがオススメだ。
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