2025年3月現在、最も熱いゲームといえば、何を思い浮かべますか?
例えば、世界大会「CAPCOM CUP 11」も大盛況だった『ストリートファイター6』や待望の新作が発売されたばかりの『モンスターハンターワイルズ』などの名前が挙がるのではないでしょうか。
今、そういった盛り上がりの裏で、とあるゲームに静かに注目が集まりはじめています。
そのタイトルとは、スイスのゲーム企業・GIANTS Softwareが開発する農業シミュレーションゲーム『Farming Simulator 25』です。
ストリーマー・oboさんがプレイし始めたことをきっかけに、仲のいいk4senさん、鈴木ノリアキさんも参入。
そして、ぶいすぽっ!所属のVTuber・一ノ瀬うるはさん、千燈ゆうひさん、REJECT所属のVTuber・とおこさんらも巻き込み、連日長時間の配信が行われています。
現実の農機が400種以上登場する「Farming Simulator」
「Farming Simulator」シリーズは、農家となり作物を育て、得た収益で農機や土地を買い、さらなる作物を育てていくというゲーム。
『Farming Simulator 25』キービジュアル/画像は公式Xから
2008年にリリースされた『Farming Simulator 2008』に始まり、現在まで15年以上新作がリリースされ続けています。
2月6日には、『Farming Simulator 25』の世界での販売本数が300万本を突破したことが明らかに。シリーズ累計では販売本数4000万本を誇る長寿シリーズです。
本作の特徴は、実在の農機が150社400種以上登場するということ。Iseki、Kubotaなどの日本のメーカーの農機も、もちろん登場します。
公式サイトに掲載された1画面には収まらないほどの農機メーカーのロゴ/画像は『Farming Simulator 25』公式サイトから
実際、oboさん、k4senさん、鈴木ノリアキさんがプレイした際には、視聴者から「これうちにあるやつ(農機)の色違いだ」というコメントも寄せられていました。
ゲーム内では、それらの農機を使い、畑の開墾から耕運、草刈り、収穫、出荷などを行っていきます。
さらに、様々なコントローラーを手掛けるHORIからは、本作専用のステアリングコントローラーも発売中。76個のボタン、フットペダル、ハンドル、多機能レバーによって、トラクターやクレーン、フォークリフトをリアルに操縦することができます。
農業×e-Sports(!?) 本格的な競技シーンも存在
「Farming Simulator」は、最大16人のオンラインプレイも可能。なんと、競技シーン「Farming Simulator League」も存在しています。
2022年に執筆された観戦ガイド(外部リンク)によると、賞金総額は10万ユーロ。記事執筆現在のレートで約1600万円にもなります。
試合では、プレイヤーが3人チームで小麦を収穫。その過程で出た干し草や藁を固め「ベール」にし、納屋に運び込むことでポイントを得ることができます。
また収穫した小麦は、サイロに搬入することで自チームの得点倍率を上げ、相手チームの倍率を下げることが可能。
最終的に、ポイントと特典倍率からスコアを計算し、より高いチームが勝者となります。
試合開始前には機材のBAN/PICKがあるほか、スタート後には配置された機材の奪い合いも起こる様子。細やかな運転技術、収穫ルートなどを定める戦略眼が求められる、本格的な競技の世界がそこにはあります。

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