NewJeans、所属事務所ADORとの契約解除へ グループ名が使えなくなる可能性も

NewJeans、所属事務所ADORとの契約解除へ グループ名が使えなくなる可能性も
NewJeans、所属事務所ADORとの契約解除へ グループ名が使えなくなる可能性も

専属契約解除を発表したNewJeans

5人組K-POPグループ・NewJeansのメンバーが11月28日、韓国・ソウルで緊急記者会見を行い、所属事務所であるADOR(アドア)との専属契約を解除すると発表した。

NewJeansは、ADORの親会社・HYBE(ハイブ)に対して、ミン・ヒジン前代表の復帰を含む、“専属契約違反”の是正を要求する内容証明を送っていた。

会見でメンバーは、内容証明に対する回答期限が11月27日まであることから、11月28日0時をもって事務所との専属契約解除すると表明した。

「NewJeans」の名前が使えなくなる可能性も

会見でメンバーは、ADORおよびHYBEについて「私たちの要求した是正がまったく行われていない。改善の余地ない」と批判。誠意のない対応に疲労してしまったと、契約解除を決断した経緯を説明した。

契約解除後は、「ADORを離れて、自由に、心からやりたい活動を行なっていく」と表明。一方で、「すでに決まっている仕事は予定通り行うので、“心配しないでください”とお伝えしたいです」とコメントした。

また、契約解除に伴い、「当分の間『NewJeans』という名前が使えなくなるかもしれない」としつつも、「私たちは『NewJeans』の名前を放棄するつもりはありません」と明言。

「(NewJeansという名前には)私たち5人が最初に会ってから現在まで、いろいろな出来事が含まれているので、今後も名前を使っていくために、権利の確保に努めていきます」と語った。

「私たちはミン・ヒジンさんと一緒に活動したい」

一方で、過去の楽曲の権利について記者から質問が飛ぶと、「それらの問題については今後話し合わなければなりません。今は、正確な返答ができるような状況ではありません」と説明した。

なお、内容証明において復帰を要求されたミン・ヒジン前代表とは、会見にあたって事前に話はしていないものの「同じ気持ちだと思う」とコメント。

今後の活動についても「私たちはミン・ヒジンさんと一緒に活動したい。本人が望むのであれば一緒にやっていきたい」と、ミン・ヒジンさんへの信頼を強調した。

背任疑惑が発端で続く、ミン・ヒジンを巡る騒動

NewJeansは、2022年に韓国でデビューした5人組グループ。日本デビュー前ながら、2023年末には「NHK紅白歌合戦」に出場を果たした(その後2024年6月にデビュー)。

一連の騒動は、NewJeansの育ての親であるミン・ヒジンさんらADOR旧経営陣が、親会社・HYBEの経営権を奪おうとしたという背任疑惑が発端となっている。

4月以降続く騒動だが、11月13日にNewJeansがADORに対し、“専属契約違反”の是正を要求する内容証明を送っていたことが明らかに。

さらに今回、メンバーからの契約解除表明によって、事態は大きな動きを見せている。緊急会見を受けて、ADORおよびHYBEの対応も注目される。

なおNewJeansは今後、12月11日(水)にフジテレビ系で生放送される音楽特番「2024 FNS歌謡祭」、12月31日(水)の大晦日に千葉・幕張で開催される「COUNTDOWN JAPAN 24/25」への出演を控えている。

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