人間がタコに変異──仏パンデミック映画『動物界』日本上陸、本編映像解禁

人間がタコに変異──仏パンデミック映画『動物界』日本上陸、本編映像解禁
人間がタコに変異──仏パンデミック映画『動物界』日本上陸、本編映像解禁

映画『動物界』に登場する新生物。人間が動物に変異する奇病を発症した姿。

身体が動物に変わる奇病が蔓延する世界を舞台にしたフランス映画『動物界(原題『LE RÈGNE ANIMAL』)』の本編映像が解禁された。

『動物界』は、11月8日(金)に新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかで公開される映画。

本編映像では、身体が半分タコのようになった怪人と、主人公たちの緊迫した出会いが映し出されている。

スーパーに潜む“新生物” 映画『動物界』本編映像

『動物界』の舞台は、人間が動物に変異する奇病が蔓延した近未来 

『動物界』はフランス版アカデミー賞と呼ばれるセザール賞で、日本でも話題となった『落下の解剖学』を凌ぐ最多12部門にノミネート。観客動員は100万人越えを記録している。

舞台は、人間が様々な動物に変異する奇病が蔓延している近未来。発症した患者は“新生物”と呼ばれ、人々から恐れられる対象となってしまう。

スーパーで暴れる“新生物”

政府は新生物が人間を襲う可能性があるとして隔離しようと画策し、新生物たちは必死に生きる術を探している。

人間と新生物との分裂が深まっていく中で、病に侵された妻を愛する主人公のフランソワは、決死の思いで家族を守るべく奔走するのだった──。

人種差別、移民、ルッキズム、感染症など現代的なテーマを内包した本作は、「極上の家族ドラマ(DEADLINE)」、「革新的なビジュアル(SCREEN DAILY)」、「2023年度フランス映画の頂点(CHALLENGE)」と、批評家からも絶賛を受けているという。

フランス映画界の実力派 ロマン・デュリス、アデル・エグザルコプロスらが集結

最愛の家族を守り抜こうとする本作の主人公・フランソワを演じるのは、『真夜中のピアニスト』『彼は秘密の女ともだち』などでセザール賞主演男優賞に5度ノミネートされたロマン・デュリスさん。

さらに、『Winter boy』で第70回サン・セバスティアン国際映画祭の主演俳優賞を最年少受賞したポール・キルシェさん、『アデル、ブルーは熱い色』のアデル・エグザルコプロスさんをはじめ、フランスの映画界を代表する実力派が集結している。

憲兵隊のジュリアを演じるアデル・エグザルコプロスさんと、主人公・フランソワ役のロマン・デュリスさん

監督/脚本は、2014年のデビュー作『Les Combattants(英題:Love at First Fight)』で、数々の賞に輝いたトマ・カイエさんがつとめた。

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作品情報

『動物界』

公開
11月8日(金)
上映劇場
新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか
監督/脚本
トマ・カイエ
出演
ロマン・デュリス、ポール・キルシェ、アデル・エグザルコプロス、トム・メルシエ、ビリー・ブラン

字幕翻訳:東郷佑衣
配給:キノフィルムズ
提供:木下グループ
映倫区分:PG12
原題:LE RÈGNE ANIMAL
英題:THE ANIMAL KINGDOM

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