Nintendo Switch用ソフト『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL(スマブラSP)』の更新データ「Ver.13.0.3」が、10月9日に配信開始された。
任天堂は、今回のアップデートについて「オンラインモードでの対戦終了時に特定のタイミングで通信切断を行うと、世界戦闘力が適切に変動しないことがある問題を修正しました」と説明している。
2021年12月に、最後のゲームバランス調整が行われてから早3年。
「amiibo ソラ」の発売(2024年2月)に際したアップデート対応を除き、バグの修正などが行われてこなかった(少なくとも公言はされていなかった)『スマブラSP』。異例の対応となる。
悪質行為「切断バグ」がオンライン対戦で横行
問題となっていたのは、『スマブラSP』のオンライン対戦における「切断バグ」と呼ばれる悪質行為だ。
『スマブラSP』には、キャラクター(ファイター)ごとの「世界戦闘力(同じモードで遊んだ世界中の人を自分がどれくらい上回っているかを表す)」というレーティングシステムが存在する。
「VIPマッチ」をはじめとするオンライン対戦では、勝者の世界戦闘力が上昇、敗者の世界戦闘力が下落する。
しかし、特定のタイミングで通信を切断すると、世界戦闘力が変動せず、通信切断によるペナルティも受けないことが発覚。
この「切断バグ」が2024年8月ごろに『スマブラSP』コミュニティ内で話題になると、オンライン対戦上で悪用するプレイヤーが続出。公正な対戦環境が損なわれていると、コミュニティ内では物議を醸していた。
すでに、最後の有料ダウンロードコンテンツ(DLC)として、『Kingdom Hearts』(キングダムハーツ)シリーズの主人公・ソラが2021年に参戦。
総勢86種(ゼニガメ、フシギソウ、リザードン、ホムラ、ヒカリを個別にカウントすると89種)に上る『スマブラSP』の参戦ファイターが出揃い、ゲームとしては一段落している中で、今回は異例のアップデート対応として注目を集めている。
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1件のコメント
匿名ハッコウくん(ID:10964)
この対応、剰りにもガス欠寸前の戦車並に遅過ぎる。切断して戦闘力を上げさせないトンチキユーザーを野放しっぱしにしたヘボ開発陣のツケが回った結果。これに反省して、オンラインはちゃんと且つ慎重に製作を願いたい!