配信プラットフォーム・Twitchが10月8日、コミュニティガイドラインにおける違反行為の具体例を追加したことを発表した。
自傷行為、差別行為、アルコールの接種などに関する詳細な言及がある中、ストリーマーの服装に関しても事細かに注意点を記載。
VTuberも例外ではないとしており、他のストリーマーと同様に「性器、臀部、腰、女性として登場する方の乳首、アンダーバストは、一般配信では常に必ず隠してください」「腰（注：英語版ではHipと表現）を隠すことが忘れられがちですが、Vtuberモデルは必ずこの部位を隠すようにしてください」などと呼びかけている。
服装の変更が容易ではないVTuberたち Twitch運営に相次いで質問
今回の発表を受け、実際に活動しているVTuberたちが、Xアカウント「Twitch Support」の投稿に返信する形で、ガイドラインについて質問を投げかけている。
例えばCandy Opalさんは、VTuberにおける“hip”が隠れている状態と隠れていない状態との違いについてより詳細な説明を求めており、文章のみではなく図解してほしいと要望を伝えている。
生身で活動する一般的なストリーマーであれば服装を変えるのは難しくないが、VTuberは当人が制作する技術を持たない限り、Live 2Dであれ3DCGモデルであれ、服装を変更するにはクリエイターの手を借りる必要がある。
必然的にコストがかかるため、図解による明確なラインが知りたいという意図だ。同様の質問をしているVTuberは他にも確認できる。
同じようにSonadaさんの場合は、自身のキャラクターデザインを例に出して問題がないか質問しており、「Twitch Support」からの明確な解答を引き出している。
Sonadaさんの水着に近い服装ではガイドラインに抵触するようだ。なお、ガイドラインでは、配信する場所によって適切な服装が変わり、ビーチなどからの配信であれば水着が適切と見なされるという。
13歳未満であると記載するとアカウントが閉鎖
また、更新されたガイドラインでは、未成年者を危険にさらすコンテンツや活動に関する禁止事項も多い。
例えば、子供のような外見の架空のアニメキャラクターについて、Twitch上で「性的な構成で描写することは、いかなる種類であれ許可されていません。これはVTuberや、子供のような外見のアバターがアップロードされるVRChatなどのゲーム内に適用されます」と記載。
また、Twitch上で13歳未満であると記載するだけでも（たとえそれが冗談であっても）、アカウントが永続的に閉鎖されるという。
例えば、「ちなみに僕は12歳だよ」「11歳だから、パパのアカウントを使ってるよ」とチャットに入力した場合、ガイドラインの禁止行為に抵触するとしている。
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