ホロライブ所属VTuberによる魔法少女をテーマにしたメディアミックスプロジェクト「魔法少女ホロウィッチ!」が発表された。
「魔法少女ホロウィッチ!」は、魔法少女を中心とした世界観を、アニメ、漫画、配信などあらゆるコンテンツで展開する新しい形のプロジェクト。
5月14日、所属タレント・さくらみこさんのYouTubeチャンネルで行われた配信の中で、出演した宝鐘マリンさん、天音かなたさん、姫森ルーナさん、沙花叉クロヱさんらから告知された。
「魔法少女ホロウィッチ!」メインPV公開へ
「魔法少女ホロウィッチ!」は今後、5月16日(木)12時10分にホロライブのYouTubeチャンネルでメインPVやキービジュアルが公開される。
予告として公開されているティザー映像では、前述の5人に紫咲シオンさんを加えた6人が小さくデフォルメされた姿で登場。
画面右から左へと走り抜けると、魔法少女となる6人それぞれのステッキやブローチと思しきイラストと共に、「魔法少女ホロウィッチ!」のロゴが浮かび上がる。
漫画連載もスタートする「魔法少女ホロウィッチ!」
なお、メインPVの公開と同時に漫画連載もスタート。「魔法少女ホロウィッチ!」公式Xアカウントで、52ページにわたる漫画第1話が掲載される。
同日20時には、天音かなたさんのチャンネルで出演タレントによる生配信を実施。この配信では、さらなる情報解禁も予告されている。
ホロライブ運営カバー社のIPビジネス注力の一環か
ホロライブを運営するカバー社は5月13日、2024年3月期の決算を発表。先行き不透明な経済環境の中にあって、同社の売上高は301億6600万円(前期比47.5%増)を記録した(外部リンク)。
所属VTuberのYouTubeチャンネル総登録数が3月末時点で8840万人(前期比17.0%増)まで拡大したことで、各事業は前期比20%〜65%増と好調に推移している。
加えて、中長期の方針として、VTuberの多面的な特性を活かした事業展開を提示。その中では、「ホロアース」に代表されるメタバースプロジェクトと並び、アニメやゲームといった文字も多く登場している。
例えば、IPビジネスへの注力の一環として、「アニメ文化や推し活文化に馴染む世代・地域への幅広い浸透」などが明記されている。
カバー社では2021年からの約3年間で、配信やライブ、イベントによる収益よりも、IPを活用したマーチャンダイジングとライセンス、タイアップビジネスの収益の割合が大きくなっている。
IPカンパニー型の収益構造への変化や、さらなる大きな市場へのアプローチにおいて、カバー社がメタバースやアニメを意識しているのは間違いなさそうだ。
そういった意味で、新たなメディアミックスプロジェクトである「魔法少女ホロウィッチ!」は、今後のカバー社の展開として大きな注目を集めそうだ。
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