トレーディングカードゲーム『デュエル・マスターズ(以下、デュエマ)』とバーチャルライバーグループ・にじさんじのコラボが4月27日に発表された。
『デュエマ』公式Xの投稿を引用する形で、加賀美ハヤトさん、社築さん、花畑チャイカさん、月ノ美兎さん、葛葉さん、壱百満天原サロメさんら、にじさんじ所属VTuberたちが拡散している。詳細は後日発表。
にじさんじと『デュエマ』のコラボ その歴史
加賀美ハヤトさん、社築さん、花畑チャイカさんをはじめ、『デュエマ』プレイヤーを公言(外部リンク)しているVTuberも所属しているにじさんじ。両社のコラボの歴史は決して浅くない。
特に、加賀美ハヤトさんは、2020年8月の3Dモデルお披露目配信で『デュエマ』の代表的カード《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》とコラボしたことも話題になった。
他にも、『デュエル・マスターズ』のアプリ版『デュエル・マスターズ プレイス』では、にじさんじと過去4度にわたりコラボを実施。
VTuberのイラストが描かれたプライズカード(コラボカード)やスキンなどが発売された。
【『デュエル・マスターズ プレイス』とコラボしたライバー一覧(敬称略)】
■コラボ第1弾
月ノ美兎、本間ひまわり、葛葉
■コラボ第2弾
加賀美ハヤト、葉加瀬冬雪、夜見れな
■コラボ第3弾
アンジュ・カトリーナ、戌亥とこ、リゼ・ヘルエスタ
■コラボ第4弾
社築、フレン・E・ルスタリオ、壱百満天原サロメ
2020年9月から10月にかけてタカラトミーモール限定で予約販売された『デュエマ』と『デュエル・マスターズ プレイス』のコラボデッキには、月ノ美兎さん、本間ひまわりさん、葛葉さんが描かれた《エナジー・ライト》が付属している。
キャラプレミアム? 神アート? コラボ内容を予想してみた。
詳細がまだ発表されていないにも関わらず、多くの反響が寄せられている今回のコラボ。
直近の『デュエマ』の商品戦略やこれまでの他社IPとのコラボから、どのような商品が展開されるのか、ある程度予想することができる。
2024年度の新シリーズ「王道篇」から登場した「キャラプレミアムデッキ」と「キャラプレミアムトレジャー」。
前者は、人気キャラクターをフィーチャーした構築済みデッキ。全てのカードにキャラクターが描かれたり、キャラクターにフィーチャーした新規カードが収録される。
後者は、拡張パックなどに封入されている、過去の人気カードを再録する「トレジャー」カードの一種。そのうち、人気キャラクターが描かれた特別イラストのカードが「キャラプレミアムトレジャー」となる(外部リンク)。
「キャラプレミアムデッキ」では過去に、『デュエマ』から派生したアニメ『ドラゴン娘になりたくないっ!』のキャラクターが新規カードとして収録されている。
もしかしたら、にじさんじのVTuberが、既存カードのイラスト違いではなく、完全に新規でカード化するといったこともあり得るかもしれない。
「神アート」は、様々なイラストレーター/アーティストを起用し、過去のカードを特別なデザインで販売するシリーズ。タカラトミーモールでのみ、期間限定で予約販売されている。
別IPでは、これまでに「トランスフォーマー」シリーズとコラボしている。
「トランスフォーマー」コラボでは、カードにはキャラクラー名が記されているものの、ゲーム上は既存カードとして扱うといった形がとられた。
冗談としか思えない能力・効果のカードやコラボカードが大量に収録される、「ブラックボックスパック」シリーズ。
収録カードの全貌が不明なセットとして、これまで、初代「ブラック・ボックス・パック」(2013年)、2代目「革命 超ブラック・ボックス・パック」(2016年)、3代目「謎のブラックボックスパック」(2020年)と、3〜4年のスパンを置いて展開されてきた。
前回から4年経った2024年度、新たな「ブラックボックスパック」が誕生するかもしれない。
なお、『デュエル・マスターズ』とVTuberのコラボは、3代目「謎のブラックボックスパック」に収録されたオシャレになりたい!ピーナッツくんとのコラボカード《フィーバー・ナッツ》が先駆けである(※)。
(※)余談ではあるが、にじさんじとTCGのコラボとしては、『デュエマ』と同じ販売元である『WIXOSS(ウィクロス)』が先に実現している。
新規層開拓に全力を注ぐ『デュエマ』
競技大会シーンで実績を残しているデッキが、本体価格500円(税込550円)で手に入る「いきなりつよいデッキ」シリーズをはじめ、かつてなく新規層の開拓に力を注いでいる『デュエマ』。
もちろんその根本には、ビジネス的な戦略としての側面があるだろう。
しかし、トレーディングカードゲームは、対戦相手(プレイヤー)がいないと成立しない遊びである。
今回のようなコラボが、新たなプレイヤーを獲得する──既存プレイヤーにとっても遊び仲間が増える──機会につながることを願いたい。
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