映画制作やブランド/IPのプロデュースを行う企業・ CHOCOLATEが、オリジナル劇場アニメーション作品『KILLTUBE(キルチューブ)』の制作を発表。プロジェクトのパイロット映像を公開した。
同社が長編アニメーションを手掛けるのはこれが初めて。プロジェクト内では、制作、届け方、稼ぎ方の新たな手法を発明するべく「108の実験」が行われる。
10億円の製作費をもとに、2026年の作品公開を目指してプロジェクトが進行中。現在、制作実験パートナーを募集している。
ARuFaやしまぐち ニケも参加する『KILLTUBE』
『KILLTUBE』は、とある理由で2026年まで江戸時代が続いている日本を描く作品。
厳しい身分制度が敷かれている社会で、最下層の3人組が、身分を変えることができる「決闘配信」に挑み、大衆の嘲笑をはねのけていくバトルエンターテインメントとなる。
アニメとしては、3DCGをベースとした作品を想定。新進気鋭のVFXスタジオKASSENや、コンセプトアーティスト集団・WACHAJACKらの参加が発表されている。
その他、キャラクター設定にWebライターのARuFaさんが、キャラクターデザイン・演出に、星街すいせいさんの楽曲『ビビデバ』のMVでディレクターをつとめたしまぐち ニケさんがクレジットされている。
領域を問わずパートナーを募集中
CHOCOLATEはこれまで、「ブルーハムハム」「けたくま」「ラッコズ」といったキャラクターIPのプロデュースや、実写映画『MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない』の制作などを行ってきた。
今回の発表では、より長く、多くの人に愛されるようなエンタメをゼロからつくり出すべく、試行錯誤を重ねてきた結果、劇場アニメという形をとったと説明されている。
企画と監督をつとめるCHOCOLATEのプランナー・栗林和明さんは、制作の方針について、「いろんな人に日々知らないことを教えていただいたり、助けていただいた分、どんどん実験してその結果を報告していきたいと考えています」とコメント。
【栗林和明さんのコメント全文】
このプロジェクトは、劇場アニメ制作という名の”実験場”です。どうやってゼロから原作を生み出して、世界中に届け、稼ぎ、しっかりと育てていくのか。
分からないことだらけなので、とにかくやってみることにしました。いろんな人に日々知らないことを教えていただいたり、助けていただいた分、どんどん実験してその結果を報告していきたいと考えています。
また、プロジェクトの中では、制作、届け方、稼ぎ方の新たな手法を生み出すべく「108の実験」を設定。
「畑違いのクリエイターが監督をやってみる」「普通は絶対出さない場所に広告を出してみる」など、各分野で様々な試みを行い、その過程や結果をリアルタイムで発信していく。
それに伴い、「この世界観にグッときたCGクリエイターの方」「江戸時代に詳しい方」など、領域や、個人・法人を問わず、制作を共に行うパートナーの募集も行われている。
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