映画『デューン 砂の惑星』新作　ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が語る劇場で観るべき理由

ドゥニ監督「大スクリーンで良い音響とともに楽しんでもらうようにつくられている」

「PART2」では、100年間続くハルコンネン家との戦いを唯一生き残ったアトレイデス家の後継者・ポール（ティモシー・シャラメさん）の復讐が幕を開ける。

完全な没入感を得るために、100％IMAXカメラで撮影を実施。作品を象徴する砂漠のシーンも前作より増加している。

ドゥニ監督は『PART2』の撮影でのこだわりについて以下のように語っている。

PART1では自然や宇宙、砂漠のシーンをIMAXで撮影しましたが、砂漠のシーンはごくわずかでした。

PART2では、大半が砂漠のシーンなので、高解像度映像と最大の没入感を得るために、すべてをIMAXで撮影することにしました。

私たちは砂漠を小さなディテールまで捉え、惑星デューンの砂漠の上を歩いているような感覚をつくり出すために試行錯誤を重ねました

プロデューサーのメアリー・ペアレントさんは、ドゥニ監督と『デューン 砂の惑星PART2』の魅力を下記のようにコメント。

本作の監督には、ドゥニ以外考えられないです。

この映画は、登場人物を深く掘り下げて寄り添って描く一方で、大スクリーン用に巨大で壮大な要素も取り扱っていて、全編をIMAX用に撮影しました。この両極端な規模や要素を軽々と扱える監督はそうはいないと思います。

それに彼は世界観を構築できる匠でもある。彼がつくり出す世界は、異国風だけど、とてもリアルで親近感がある。そのほとんどをカメラに収めることがドゥニにとっては大切なことでした。

それからディテールも大切にしている。衣装にしろ、美術にしろ、すべてのディテールが一緒になって、自然でリアルな感覚をかたちづくっていて、ドゥニはジャンルの融合を見事にやってのけたと思います。

つまり、これは、気骨あふれる戦いの物語であり、同時に壮大なアドベンチャー映画であり、強烈なシェークスピア劇のような権力闘争劇でもあり、ラブストーリーでもある。

映画の情感と迫力がすばらしい。さまざまなジャンルが見事に融合されています

前作の公開時には「これが“映画館で観るべき作品”だ」「映画館で映画を観る楽しさを再体験した」などの声が続出したという「デューン 砂の惑星」シリーズ。

ドゥニ監督は、ビッグスクリーンで観るにふさわしい大作としての見どころを以下のように語っている。

ポールとチャニの関係に心を動かされてほしい。本作の中心にあるのはふたりのラブストーリーだ。

また、爽快だけれど危険な移動手段であるサンドワームに乗る感覚も体験してほしい！

さらに、ポール、フレメン、ハルコンネン家、宇宙帝国の間で繰り広げられる、壮大な戦闘や繊細な心理戦もある。戦闘シーンは本当にすごいよ！

すべてにおいて『デューン 砂の惑星PART2』は、映画館の大スクリーンで良い音響とともに楽しんでもらうようにつくられているんだ

映画『デューン 砂の惑星PART2』は、3月15日（金）より全国ロードショーとなる。

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