ホロライブの英語圏向けグループ・ホロライブEnglishに所属するVTuberのがうる・ぐらさんが、ストリーマーや動画投稿者を称える世界的なアワード「Streamy Awards」にて、「VTuber」部門賞を受賞した。
この「Streamy Awards」は、アメリカ3大音楽賞として知られる「アメリカン・ミュージック・アワード(AMA)」や、映画・ドラマに対する歴史ある賞「ゴールデングローブ賞」を手掛けるディック・クラーク・プロダクションと、動画クリエイターを扱うメディア「Tubefilter」が企画するアワード。
同アワードではその他、世界一のYouTuberとして知られるMrBeastさんが4年連続で「CREATOR OF THE YEAR」を受賞するなどしている。
音楽やグルメ、ニュースなど45の部門が用意されており、クリエイターや動画業界の専門家からなる審査機関によって各賞の受賞者が決定される。「Streamy Awards」の発表が行われた配信
今回は、アメリカのe-Sportsチーム・Sentinelsに所属するプロゲーマーのTenZさんが「Competitive Gamer」部門を、ストリーマーのpenguinz0(Cr1TiKaL)さんが「Commentary」部門を、バンドのジョナス・ブラザーズが「Crossover」部門をそれぞれ受賞。
e-Sportsや音楽など、それぞれの分野で世界的に活躍しているタレントやインフルエンサーが選ばれている
それに加えて、元々は自分のトークにアニメを付けて投稿するスタイルのYouTuberとして知られ、後にアバターを用いて活動するようになったJaiden Animationsさんがノミネートされている。ライブ配信はアバターを用い、動画ではアニメ制作をするJaiden Animationさん
CodeMikoの動かし方が語られている動画
日本でも、ゲーム実況者のガッチマンさんが「ガッチマンV」という名義でVTuberとしても活動。
ストリーマー活動をおこなっていた濃いめのあかりんさんが、「夢野あかり」としてVTuberグループ・ぶいすぽっ!に加入するなど、元の活動歴を活かしたり引き継ぐ形でVTuber化する例は増えている。
顔出しせずに活動するゲーム実況者や配信者や歌い手と、“VTuber”を明確に線引きして判断することは、非常に困難になっているともいえる。
「バーチャルYouTuber」という概念を最初に広めたキズナアイさんが仮想的な人格/存在という側面を強く押し出していたこともあり、こういった“中の人”性を前面に出したクリエイターをVTuberと呼ぶべきなのかについては、未だに賛否両論となっている。
しかし「Streamy Awards」のような権威ある賞がそういった背景を問わずにクリエイターを評価している事実は、今現在のVTuberというスタイルと今後の定義を考える上でも重要だといえる。
2021年7月には、VTuber史上初のチャンネル登録者数300万人を突破。続く2022年6月にはその勢いのまま400万人を超え、世界のVTuberシーンを牽引するトップランナーとしての座を確固たるものにした。
2022年12月には、体調不良を理由に活動を休止。その後、2023年2月に活動を再開している。
現在は、ホロライブとボカロP・DECO*27さんによる音楽プロジェクト「holo*27」への参加や「東京観光大使」への就任など、精力的な活動を続けている。
この「Streamy Awards」は、アメリカ3大音楽賞として知られる「アメリカン・ミュージック・アワード(AMA)」や、映画・ドラマに対する歴史ある賞「ゴールデングローブ賞」を手掛けるディック・クラーク・プロダクションと、動画クリエイターを扱うメディア「Tubefilter」が企画するアワード。
同アワードではその他、世界一のYouTuberとして知られるMrBeastさんが4年連続で「CREATOR OF THE YEAR」を受賞するなどしている。
世界的に活躍するクリエイターたちが表彰される「Streamy Awards」
「Streamy Awards」は、様々なコンテンツ分野やジャンルにおいて、卓越した能力を持つクリエイターを称える賞。音楽やグルメ、ニュースなど45の部門が用意されており、クリエイターや動画業界の専門家からなる審査機関によって各賞の受賞者が決定される。
e-Sportsや音楽など、それぞれの分野で世界的に活躍しているタレントやインフルエンサーが選ばれている
様々なスタイルのVTuberたちがノミネート
今回のVTuber部門賞には、Twitchで活躍するfilianさん、shxtouさん、アメリカのVTuberエージェンシー・VShojoに所属するIronmouseさんらがノミネート。それに加えて、元々は自分のトークにアニメを付けて投稿するスタイルのYouTuberとして知られ、後にアバターを用いて活動するようになったJaiden Animationsさんがノミネートされている。
「VTuberはバーチャルな存在か?」改めて問われる現在
そんな「VTuber」部門ではあるが、2022年には3Dモデルアバターを用いた配信だけでなく、いわゆる明確な“中の人”が表に出て活動しているCodeMikoさんが受賞。VTuberの定義とその変化を感じさせる出来事となった。ストリーマー活動をおこなっていた濃いめのあかりんさんが、「夢野あかり」としてVTuberグループ・ぶいすぽっ!に加入するなど、元の活動歴を活かしたり引き継ぐ形でVTuber化する例は増えている。
顔出しせずに活動するゲーム実況者や配信者や歌い手と、“VTuber”を明確に線引きして判断することは、非常に困難になっているともいえる。
「バーチャルYouTuber」という概念を最初に広めたキズナアイさんが仮想的な人格/存在という側面を強く押し出していたこともあり、こういった“中の人”性を前面に出したクリエイターをVTuberと呼ぶべきなのかについては、未だに賛否両論となっている。
しかし「Streamy Awards」のような権威ある賞がそういった背景を問わずにクリエイターを評価している事実は、今現在のVTuberというスタイルと今後の定義を考える上でも重要だといえる。
VTuberシーンのトップランナー「がうる・ぐら」
がうる・ぐらさんは、YouTubeのチャンネル登録者数が430万人を超えるVTuber。英語圏から絶大な支持を得ている。2021年7月には、VTuber史上初のチャンネル登録者数300万人を突破。続く2022年6月にはその勢いのまま400万人を超え、世界のVTuberシーンを牽引するトップランナーとしての座を確固たるものにした。
2022年12月には、体調不良を理由に活動を休止。その後、2023年2月に活動を再開している。
現在は、ホロライブとボカロP・DECO*27さんによる音楽プロジェクト「holo*27」への参加や「東京観光大使」への就任など、精力的な活動を続けている。
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2件のコメント
米村 智水
>匿名ハッコウくん(ID:9156)
この記事を校正した米村です。
すみません、その箇所見過ごしておりました。
修正いたしました。ご指摘ありがとうございます。
匿名ハッコウくん(ID:9156)
後天的の使い方おかしくない?