がーどまんの税金未納を巡り、元事務所Carry Onが謝罪「会計作業が不透明に」

YouTuberユニット・チャンネルがーどまんの税金未納問題を巡り、元所属事務所のCarry Onが7月10日、改めて声明を発表した。

Carry Onは当初、「税務申告の手続等を代行することは不可能だった」と主張していたが、がーどまんさんは7月4日に顧問契約を結んでいたサムライ会計事務所とのやりとりの録音データを公開。その主張に反論していた。

今回の発表でCarry Onは、改めてチャンネルがーどまん側と話し合いを実施したと報告。その上でCarry On側にも一部非があったことを認めている。

税金トラブルを発端にCarry Onを脱退したがーどまん

騒動の発端となったのは、6月30日にチャンネルがーどまんが自身のチャンネルで公開したCarry Onからの退所発表だ。

動画の中でがーどまんさんは、Carry Onに紹介された税理士が何らかの申請をしておらず、家や実家に国税局の査察が入ってしまったと報告。自身には数千万円単位の延滞税が請求されていると説明した。 それに対し、Carry Onは税理士を紹介したことは事実であると認め、社内でも調査を行っていると発表。

一方で、税金の未申告が指摘されたのはがーどまんさんが保有する法人であり、Carry Onが税務申告の手続等を代行することは不可能であると主張していた。

Carry Onが非を認める「会計作業が不透明となっていたのは事実」

今回の声明でCarry Onは、がーどまんさんの活動に関連する会社に、がーどまんさん自身が保有する法人のほか、Carry On社長・高田樹さんが代表取締役をつとめるアパレル関連会社が存在していたと説明。

両社ともにサムライ会計事務所と顧問契約を締結していたため、活動サポートの一環として、高田樹さんががーどまんさんが保有する領収書を「整理されていない状態で一旦預かり」税理士に渡していたことを明らかにした。

また、がーどまんさんが動画で明らかにした「新型コロナウイルスを理由とする申告の延長」に関しても、Carry Onはサムライ会計事務所から利用の提案があり、「その対応について検討」していたと、会計事務所と直接やり取りしたことを認めている。

Carry Onは今回、「会計作業が不透明となっていたのは事実」と認め、その点についてチャンネルがーどまん側に謝罪したと報告した（外部リンク）。

がーどまん、またもYouTuber引退を撤回

一方のがーどまんさんは、7月6日に「何を言おうと（納税）できていなかった自分が悪いなと理解しました」と謝罪し、YouTuberからの引退を宣言。

しかし、わずか3日後となる7月9日にその宣言を撤回。 なお、チャンネルがーどまんはこれまでにも「引退」「解散」を宣言し、再び活動を再開するドッキリ企画を幾度となく行ってきた。

チャンネルがーどまんは、Carry Onの声明発表と同日にも新たな動画を投稿。その中で、Carry Onとの和解が成立したことを報告している。