ラッパーのVIKNが10年ぶりにソロアルバム『HITOMI』をリリースした。
1970年代より、ファッションシーンに多大な影響を及ぼしたブランド「MILK」の大川ひとみに捧げられた本作。
VERBALやNIPPS、Jinmenusagiなど、世代とジャンルを超え、様々なアーティストが参加した傑作に仕上がっている。VIKN - 大いなる何か
2013年にソロアルバム『CAPITAL』を発表。2019年にはNIPPS、さらにOMEN44との共作『25:17』をリリースし、2020年にEP『PROJECT GOD』をリリース。
また、北千住でJUICE BAR ROCKETを運営するなど、勢力的に活動を行っている。
「MILK」は原宿のストリートカルチャーの礎を築いたとも言われる伝説的な存在。90年代以降の裏原のムーブメントが生まれる大きなきっかけとなったブランドとして知られる。
世界のファッションシーンへ多大な影響を与えてきた藤原ヒロシが、地元・三重県から東京へ上京した10代の頃に大川ひとみとの出会いをきっかけにコネクションを広げていったのは有名な話。そのDNAは、NIGO、高橋盾(UNDERCOVER)といった面々にも引き継がれてきた。
VIKNさんもまた彼らが生み出したムーブメントに衝撃を受けた一人であり、そのパッションがアルバム『HITOMI』にも込められている。
アルバムのリリースに先駆けて「大いなるなにか」のMVが公開された。ダークな鍵盤音が中毒性を持つ傑作に仕上がっている。
またアルバム収録曲でもVERBALとNIPPSが参加した「FLUXUS」も目玉曲だ。NIPPS節が炸裂、VERBALのHIPHOPサイドのラップも楽しめる。FLUXUS (feat. NIPPS & VERBAL)
BACK DROP BOMBのTakayoshi ShirakawaやTWIGY、盟友B.D、そしてJinmenusagiなど名だたるアーティストが世代、そしてジャンルを越えて脇を固める。
サウンドはLucas Valentine、nabeproの二人のプロデューサーを迎えて制作。ハードコアなトラックからメロウなトラックまで曲ごとに様々な表情を見せるが、プロデューサーを限定することによって、統一された世界観をアルバム通して構築している。ぜひ、耳を傾けてもらいたい。
1970年代より、ファッションシーンに多大な影響を及ぼしたブランド「MILK」の大川ひとみに捧げられた本作。
VERBALやNIPPS、Jinmenusagiなど、世代とジャンルを超え、様々なアーティストが参加した傑作に仕上がっている。
NIPPS率いるTETRAD THE GANG OF FOURのVIKN
ラッパー・VIKNは、ヒップホップユニット・TETRAD THE GANG OF FOURのメンバー。2013年にソロアルバム『CAPITAL』を発表。2019年にはNIPPS、さらにOMEN44との共作『25:17』をリリースし、2020年にEP『PROJECT GOD』をリリース。
また、北千住でJUICE BAR ROCKETを運営するなど、勢力的に活動を行っている。
原宿の文化を築いたファッションブランド「MILK」
今作はアルバムカバーおよび『HITOMI』というタイトルが物語るように、1970年に設立され、現在まで続くファッションブランド「MILK」の創業者である「大川ひとみ」に捧げられている。「MILK」は原宿のストリートカルチャーの礎を築いたとも言われる伝説的な存在。90年代以降の裏原のムーブメントが生まれる大きなきっかけとなったブランドとして知られる。
世界のファッションシーンへ多大な影響を与えてきた藤原ヒロシが、地元・三重県から東京へ上京した10代の頃に大川ひとみとの出会いをきっかけにコネクションを広げていったのは有名な話。そのDNAは、NIGO、高橋盾(UNDERCOVER)といった面々にも引き継がれてきた。
VIKNさんもまた彼らが生み出したムーブメントに衝撃を受けた一人であり、そのパッションがアルバム『HITOMI』にも込められている。
アルバムのリリースに先駆けて「大いなるなにか」のMVが公開された。ダークな鍵盤音が中毒性を持つ傑作に仕上がっている。
またアルバム収録曲でもVERBALとNIPPSが参加した「FLUXUS」も目玉曲だ。NIPPS節が炸裂、VERBALのHIPHOPサイドのラップも楽しめる。
サウンドはLucas Valentine、nabeproの二人のプロデューサーを迎えて制作。ハードコアなトラックからメロウなトラックまで曲ごとに様々な表情を見せるが、プロデューサーを限定することによって、統一された世界観をアルバム通して構築している。ぜひ、耳を傾けてもらいたい。
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鼎
ジャパニーズHIP HOPが好きなゲイライター
これまでの記事はこちら
http://mosthigh.tokyo/2018/04/07/profile/
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