連載 | #407 ポップな画像を紹介してみた

木なのにプルプル! まさかの「木彫りの生卵」割れた殻のヒビもすごい

木なのにプルプル! まさかの「木彫りの生卵」割れた殻のヒビもすごい
木なのにプルプル! まさかの「木彫りの生卵」割れた殻のヒビもすごい

木彫りの生卵/画像はすべてキボリノコンノさん提供

確かな木目と艶やかさを併せ持つ黄身、マットな質感の殻に入ったリアルなヒビ。

この精巧な作品は、木彫りアーティスト・キボリノコンノさんによるものです。

画像が添付されたツイートは3600を超えるリツイート、3.7万いいねを記録し、「素晴らしい再限度!」「繊細さがしっかり伝わる造形が凄い」と感動の声が寄せられています。

【画像4点】アップで見たくなる、キボリノコンノさんの作品

木彫りアーティスト・キボリノコンノ

木彫りアーティスト・キボリノコンノさんは、これまでに多くの「木彫りとは思えないような質感」を特徴とする作品を制作。

Twitterに投稿された作品の画像と撮影の裏側を映した動画には、多くの驚きの声が寄せられてきました。 一方で、今回話題を呼んだ木彫りの生卵は、これまでの作品と異なり着色されておらず、あえて素材が木であることが分かりやすく制作されています。

目に見える木の質感を残したからこそ、何層にも渡ってヒビの入った殻の細やかな造形や、プルプル感ある黄身のクオリティがダイレクトに伝わります。

そんな作品を手がけたキボリノコンノさんに今回、制作の経緯やこだわりについてお話を伺いました。

──制作のきっかけは何でしょうか?

キボリノコンノ いつもは絵の具で着色して質感を表現しているのですが、今回は絵の具での着色をしないで質感を表現してみたいと思いまして、モチーフにちゅるんと柔らかい卵の黄身を選びました。

これは2022年につくった生卵の作品では特に意識していなかった点です。

2022年に制作された木彫りの生卵。こちらは着色した上で質感を表現している。

──プルプルの質感が印象的ですが、木彫りでこうした質感を表現するためにこだわった点を教えてください。

キボリノコンノ 本物の卵の黄身をお箸で掴んでよく観察し、柔らかさや箸で引っ張られた形を忠実に再現しています。

──黄身はもちろん、殻に入ったヒビも非常にリアルで感動しました。難しかった点がありましたら教えてください。

キボリノコンノ 実際の卵の殻は、ひび割れたところが内側の薄皮で繋がっていますが、木彫りではひとつの塊として彫刻し表現しないといけないので大変です。

殻がひび割れた様子を繋げて表現するのが難しかったですね。



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