『俺だけレベルアップな件』後日談描く外伝が新連載　アニメPVも公開

電子マンガ／ノベルサービス・ピッコマで3月24日（金）から、SMARTOON『俺だけレベルアップな件〜外伝〜』（以下『外伝』）の連載が開始される。

原作はChugongさん、脚色はh-goonさんと原作『俺だけレベルアップな件』と同じ顔ぶれ。

作画は、2022年7月に急逝したDUBU（ジャン・ソンラク）さんからDISCIPLESさん（REDICE STUDIO）が引き継ぐ。

SMARTOON：ピッコマが展開するフルカラー・縦スクロールの電子マンガコンテンツのブランド

シーンを代表するSMARTOON『俺だけレベルアップな件』

『外伝』の原作となる『俺だけレベルアップな件』は、異次元と現世界を結ぶゲートや、そこに潜むモンスター、そしてハンターと呼ばれる覚醒者たちが出現した架空現代を舞台にした作品。

人類最弱兵器と呼ばれるE級ハンター・水篠旬が、死の直前に特別な能力を得て、世界最強のハンターへと成⻑するまでが描かれている。 そんな本作の『外伝』では、主人公・水篠旬のアナザーストーリーが展開。完結後の後日談となることが明らかになっている。

『俺だけレベルアップな件〜外伝〜』のあらすじ
あの「ハンター「水篠旬」の活躍により平和になった世界。激戦を繰り広げたハンターたちも異次元からの侵略者もゲートも全て忘れたまま、平穏な日々を送っていた。そんなある日、警察署に次々と犯罪者たちが自首してきた。「24時間以内に自首しなければ生きていることを後悔させてやる」影の化け物にそう脅されたと言って怯える犯罪者たち。「どうせ、幻覚でも見たんだろう」彼らの話に耳を貸さない警官たちの中で、刑事である「犬飼晃」だけがどこか違和感を覚えていた。そんな彼は事件の真相を単独で調べ始めるが、意外なところから一人の高校生にたどり着く……。空前の大ヒットを記録した「俺だけレベルアップな件」の後日談が今始まる。

「ソードアート・オンライン」のA-1 Picturesがアニメ化も進行中

『俺だけレベルアップな件』は、連載が開始されると日本をはじめ世界各国で話題になり、2022年にはアニメの制作が決定。

21日には、ティザーPVやキービジュアルとともに、スタッフ陣などが発表された。 監督は『「ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld」最終章』で演出や作画監督を、『女神寮の寮母くん。』で監督をつとめた中重俊祐さんが担当。

アニメ制作を行うのは、「ソードアート・オンライン」シリーズのA-1 Pictures。シリーズ構成を『アクセル・ワールド』『PERSONA5 the Animation』の脚本や「這いよれ! ニャル子さん」シリーズ構成などを手掛けた木村暢さんが行う。

『俺だけレベルアップな件』は、月に1億円を売り上げたピッコマの看板的な作品としても知られているほか、国内のWebToonを盛り上げる起爆剤となった作品として、業界からも高い評価を得ている。 WebToonからはこれまでも数作がアニメ化されているが、他の漫画原作の作品などと比べて存在感を発揮できているとはいいがたい。

近い題材で「ソードアート・オンライン」という成功例を持つA-1 Picturesの起用など、力を入れているであろう本作がどれだけ注目を集められるかは、今後の業界の趨勢をも占うものとなるはずだ。

原作『俺だけレベルアップな件』の無料企画がスタート

外伝の連載開始に先立ち、3月20日（月）にピッコマのアプリとWebで特設ページが公開。

さらに同日から4月2日（日）まで、原作『俺だけレベルアップな件』がピッコマのアプリでは1日最大13話無料、Webでは1日最大12話無料で読むことができる「¥0+」対象作品となる。

適応範囲はアプリ、Web共に全179話中の4話から168話となっており、本作の大部分を無料で読むことができる。

WebToonという文化そのものを牽引する力を持った同作は、一度読んでおいて損はないだろう。

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