所属事務所「再発防止をお願いしたい」
大石昌良さんの所属事務所に話を聞いたところ、賛同した覚えはないにも関わらず大石昌良さんの名前が掲載されていることに気付いて、即日事務所側から削除要請の連絡をしていた。それに対する応答は同日時点ではなく、翌日の7月7日に声明が発表され賛同人一覧が非公開となった後に、謝罪の連絡が届いたという。
名前が勝手に騙られること自体も問題だが、特に政治信条に関わる事柄のためより慎重を期するべきで、名前が勝手に掲載されていた大石昌良さんの所属事務所は「今後は同じことが起きないよう、再発防止をお願いしたい」と語っている。
なお、KAI-YOUでは大石昌良さん事務所への取材と同時に「#SaveOurSpace」運営に取材を申し込んでいるが、現時点で返答はない。
オンライン署名運動をめぐっては、2022年1月にも「女性差別的な文化を脱するために」というオープンレターで、作家・評論家・文筆家の古谷経衡さんはじめ複数人の名前が勝手に賛同者として表記されていたことも大きな問題となっていた。
【重要声明】私は呉座勇一氏を巡るオープンレターについて、「賛同人に私の名前がある」と昨年末ごろ辻田真佐憲氏より連絡を受けました。私が賛同人を受諾した事実も、呉座氏との面識もありません。マネージャーにも照会した結果、承諾の事実はありません。第三者による無断使用なら厳にお控え下さい。 pic.twitter.com/Z0IyR8hulf
— 古谷経衡@新刊『敗軍の名将-インパール・沖縄・特攻』 (幻冬舎新書) 重版御礼! (@aniotahosyu) January 17, 2022
「#SaveOurSpace」声明全文
【音楽業界4団体に対する抗議文の賛同人募集に関しまして】
この度は当団体が発出した音楽業界4団体への抗議文に対し、ご賛同およびご協力をいただき誠にありがとうございました。多くの方に誠実かつ切実な思いと共にお名前を連ねていただきましたが、一部に偽名や成りすましがあることが判明しました。これら全てを精査し対応することが困難であると判断し、賛同人募集を終了すると共に、賛同人一覧を非公開にさせていただくことをご報告いたします。
音楽業界4団体による両候補の支援表明の報道後、できるだけ早く本件に対する抗議の声を可視化できればという思いで賛同人の登録フォームを公開しました。しかしながら、偽名や成りすましの可能性を想定した賛同人一覧の信頼性の担保をはかる体制を充分に構築できておりませんでした。賛同人を記載する名簿の確認が不充分だったことにより複数の方々にご迷惑をおかけし、また賛同していただいた方々の信頼を損なうような事態を招いてしまいました。
本件におきましてご迷惑をおかけいたしました皆様に対し、深くお詫びを申し上げます。
今回の呼びかけに予想を超える反響をいただき、その反響を受け昨日、日本音楽製作者連盟との面談に至りました。これにつきましては改めてご報告する予定です。多くの皆様にご賛同・ご協力いただいたことにつきまして、改めて御礼申し上げます。
2022年7月7日(木)
SaveOurSpace
「音楽業界4団体による今井絵理子氏と生稲晃子氏の支持表明への抗議」より
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