アーリー入場チケットは、他のチケットよりも価格が高い代わりに通常参加者よりも早く入場することができるチケット。
11日(月)まで申し込みが行われ、15日(金)に結果が発表される。もしそこで外れてしまった場合でも、7月25日(月)から8月11日(木)にかけて、先着販売が行われる予定だ。
ビッグネームの参戦、規制緩和で盛り上がる「C100」
8月13日(土)~14日(日)に東京ビッグサイトで開催される同人誌の祭典「コミックマーケット100」。いよいよ記念すべき100回目の開催となることや、「Fate」シリーズなどで知られTYPE-MOONの武内崇さんと奈須きのこさんによるサークル「竹箒」、イラストレーターのワダアルコさん、漫画家の羽海野チカさんといったビッグネームの参戦によって開催前から盛り上がっている。
コロナ禍における開催の第一歩を踏み出したC99からの変更点として、ワクチン・検査パッケージを実施しないこと、1日あたりの総参加者数の上限を8〜9万人へ引き上げること、東地区と西南地区間の移動制限の撤廃などが発表。
感染対策は行いつつも、ある程度制限を緩和した形での開催が予定されている。
問題行為の抑制に効果を発揮したアーリー入場チケット
今回抽選が行われているアーリー入場チケットは、C99から導入された新たな試み。価格が5000円と、午前入場チケット(2000円)、コスプレ入場チケット(3500円)、今回新たに追加された午後入場チケット(1000円)と比較して高めの金額に設定されている。
その分サークル出展者を除けば一番早く入場することができるため、C99ではイベント前日から並ぶ「徹夜組」や、当日の始発に乗り駅構内から走って会場に向かう「始発ダッシュ」といった問題行為の抑制につながり、快適になったという声も上がった。
先述のビッグネームの参戦や100回目の開催ということもあり、今回のアーリー入場チケットはかなりの倍率になることが予想される。
C99の開催にて、準備会代表の市川孝一さんは「今回はこれが精一杯というのが実情です。『これまで通りじゃないかもしれない、それでもコミケットをなくさないためにはどうしたらいいか』を考えて、今回のコミケットは開催されました」と語っている。
またC100のサークル当落(当選・落選)発表時には、準備会より「同人誌を中心とした多様な表現に出会うことのできるリアルな『場』を生み出し、未来につなげていくための第二歩としていきます」とのコメントも発表されている。
記念すべき100回目として、これまで以上に注目度を高めている「C100」。KAI-YOUではその盛り上がりを、今後も追いかけていく。
いよいよ近づく祭り・コミックマーケット100
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連載
2022年8月13日(土)・14日(日)の2日間にわたって東京ビッグサイトの東・西・南展示棟(サークル・企業ブース)で開催される「コミックマーケット100」(C100)を特集。 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で中止・延期を経て、2021年12月に2年ぶりに現地開催された世界最大級の同人誌即売会が迎える、記念すべき100回目。 冊子版カタログの復活、ワクチン・検査パッケージの非導入、東西エリアの移動制限解除、そして来場者数上限を8〜9万人に引き上げ──。 1975年の第1回開催以来、コロナ禍という特殊な状況でも歩みを進めるコミケ。サークル、コスプレ、一般参加者、さらには準備会と全参加者を追う。
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