回したい…水栓のクリスタルハンドルが指輪に “回転”に宿る謎の魅力

回したい…水栓のクリスタルハンドルが指輪に “回転”に宿る謎の魅力
回したい…水栓のクリスタルハンドルが指輪に “回転”に宿る謎の魅力

混合水栓のクリスタルハンドル指輪/画像はすべて池田亮さんより提供

突然ですが、みなさんはついつい手元にあるモノを弄ってしまうことありませんか? 特に「回転」させる系のヤツ。

緊張しているときとか、煮詰まっているときとか。ぐるぐる回して手の感覚から刺激を得る内に、ストレスが緩和したり、打開するアイデアが浮かんだりしますよね。

ペン回し然り、ハンドスピナー然り、回転にはきっと謎の魅力があるんだと思います。

そしてここに、回転の虜になったクリエイターがひとり。脚本家/演出家/造形作家の池田亮さん。

彼が魅せられたのは、混合水栓のクリスタルハンドル。昔ながらの水回りにある、ハンドルを回して温度調節をするタイプの水道蛇口のひねる部分です。

そんなハンドルを「ずっと回していたいなー」という願いを叶えるため、彼が制作したのが、この「混合水栓のクリスタルハンドルの指輪」です。

1時間も経たず完売「誰かガチャガチャにしてくれないかな…」

元々、「クリスタルな混合水栓のハンドルが好きだった」と語る池田さん。

「特別感というか、キラキラと光るものを掴んで回す感覚や中に入っている金具の反射による光り具合が好きです。あと、混合水栓は温度を自分で回して調整しなければならないので、毎回手こずったのが記憶に残ってますね」

着想のきっかけは、「指輪にすればずっと回せるな」と、思いついたからとのこと。 制作した指輪は、自身が運営するハンドメイドのネットショップ・トイフクロにて、数量限定販売を開始。販売を開始した3月25日に1時間も経たずに完売する事態になりました。

再販の予定については「在庫ができ次第、改めてお知らせいたします」とのこと。

しかしながら、並行して映像・舞台の脚本業や演出業なども手がける池田さん。ハンドメイドのワンオペレーションという制作体制や、子どもが生まれたという環境の変化もあり、すぐには難しいそう。

「一人で生産するには中々時間がかかって在庫切れも頻繁に起こるので、もしどなたかガチャガチャにしてくれないかな…と非常に欲張りな夢も見ております」

「記憶の片隅にある体験に、もう一度会えるアイテム」

指輪のほかにも、たわしマットをモチーフにしたコースターや乾パンを模した缶ケースなど、どこか懐かしい作品を制作・販売している池田さん。

コロナ禍の自粛期間中に家の中でも楽しめることはないかと、ハンドメイドを本格的にはじめたそう。

つくるときのテーマは「夢で見るようなお店を再現すること」と「今の自分が1番欲しいと思えるものをつくる」こと。

「記憶の片隅にある、ふとした体験にもう一度会えるような、ニッチだけど特別なアイテムをこれからも目指していきます」。

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