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17歳シンガーte’resaの選択「バーチャルはアイデンティティの障壁を超える」

17歳シンガーte’resaの選択「バーチャルはアイデンティティの障壁を超える」

te'resaさん

POPなポイントを3行で

  • 17歳のフォトリアル・バーチャルシンガー te’resa
  • バーチャルなルックを身にまとう理由とは?
  • 「歌が歌えていなかったら死んでいたかも」
バーチャルYouTuber(VTuber)と言われれば、まず想像されるのはデフォルメされた可愛らしい二次元女子だ。

愛らしい見た目に、愛らしい萌え声。それが今のVTuberたちの最もスタンダードな姿の一つであることは間違いなく、VTuberとしてアーティスト活動を行うバーチャルシンガーたちも例外ではない。

しかし2020年5月。KAMITSUBAKI STUDIOからデビューした彼女は、そんな今までのVTuberとは一線を画していた。彼女の名前はte'resaさん(テレサ)。17歳のフォトリアル・バーチャルシンガーだ。

バーチャル世界に身を置いてアーティスト活動を行うte'resaさんの姿は「フォトリアル」と呼ばれる写実的なCGが採用されており、まるで生身そのもの。

よりリアルに近い存在として映る彼女は、なぜそれでもバーチャルなルックを身にまとうのか

取材・文:ミクニシオリ 編集:森田将輝

クールなルックに隠された「普通の17歳」

──te'resaさん、はじめまして。まず簡単に自己紹介をお願いできますか?

te'resa はじめまして、te'resaといいます。17歳で、高校生です。アメリカ・ロサンゼルス(LA)にも住んでいた経験があります。

本当だったら今も向こうにいるはずだったんですが、コロナ禍の影響もあって帰ってきた感じです。

──どうしてLAに?

te'resa 音楽の学校に通うためです。

──LAでの生活はどうでしたか?

te'resa LAは人種が多くて個性が尊重されるから、恥じることなくなんでも出来る。

日本は逆に、他人のことを思いやれる文化が素敵ですね。私は周りになんと言われようと自分中心で動いていく性格なので、LAの方が性に合ってるのかな。

実は私、中国と日本のハーフなんです。 ──そうだったんですね!

te'resa 公にするのは初めてです。実は、よく帰っていたりしたんですが最近はあまり行けていないです。

──最近ではダブルという言い方もありますよね。ハーフであることは、ご自身にどう影響していますか?

te'resa 幼い頃って自分たちと違うものに敏感だから、集団生活の中で傷つけられることもありました。違う生き物、エイリアンみたいに扱われたり。

やっぱりどこか、自分はどっちの仲間でもない、みたいな感覚は纏わり付いてた。

よく言いますけど、そういう疎外感みたいなのが創作活動のエネルギーになってたりもするんです

──自分ではそんなつもりがなくても、どこか特別視されてしまう。今、他人から自分はどのように見られていると感じますか?

te'resa どうかな、クールに見えてるのかな。

──ファッションやメイクといったビジュアルからは、そういう印象を受けます。

te'resa 本当はけっこう抜けてるかも。でも、今はあんまりどう見られているのかとか、気にしないでいられるようになりました。

LAで色んな価値観の人と会ったからだと思います。

他人から見た自分は他人の価値観でつくられてるものだし、良くも悪くも変化するから、自分が思う自分がしっかりあればどう見られたって関係ないって思えるようになった。

あとは、自分のありのままで愛を注いでくれる人と出会ってからより強くなれた気がする。

──友人は多いですか? 仲のいい友人はどんな人ですか?

te'resa 友人はそんなに多くないです。私と似てるタイプの人もいれば違う人もいるけど、みんな何か共通点がある気がする。

先輩とかと遊ぶことが多いかも。イラストレーターのwatabokuさんは仲良くしてくださっていたりします。
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