本楽曲は映画のために書き下ろされたヨルシカにとって初の映画主題歌で、この度解禁された映画の本予告ではいち早く楽曲の一部を聴くことができる。
ヨルシカ×新進気鋭のアニメスタジオの最新作
『泣きたい私は猫をかぶる』はアニメーションスタジオ「スタジオコロリド」が制作する猫の世界を通して繰り広げられる青春ファンタジー。本予告と同時に解禁された本ビジュアルでは、猫と遊ぶ日之出を見つめるムゲの表情が嬉しそうにも見え、淡い光とともに切なく描かれている。
スタジオコロリドとヨルシカのコラボは今回が初めてではなく、ヨルシカが3月4日にリリースした2ndアルバム『エルマ』以来の新曲「夜行」のMVをスタジオコロリドが手がけたことは記憶に新しい。
MVは公開から数日であるにも関わらず100万回以上も再生されており、ヨルシカとスタジオコロリドの人気の高さが伺える。
豪華キャスト、製作陣による期待の映画
この映画は主人公笹木美代(ムゲ)役を志田未来さんが、そして美代が想いを寄せるクラスメイトの日之出賢人役を花江夏樹さんが演じ、さらに笹木美代を「猫」世界へと導く物語のキーマン、猫店主役を山寺宏一さん、笹木美代や日之出賢人の学校の担任・楠木先生役にはお笑いコンビ・おぎやはぎの小木博明さんつとめる。監督は『美少女戦士セーラームーン』『おジャ魔女どれみ』など90年代アニメを支えてきた日本アニメ界の重鎮・佐藤順一さんと、スタジオジブリを経て現在はスタジオコロリドで数多くの映像作品に参加、本作で長編監督デビューを飾る柴山智隆さんの2人。
さらに脚本は『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』や『心が叫びたがってるんだ。』『空の青さを知る人よ』などの名作の脚本を手がけている岡田麿里さんが担当するなど豪華なキャスト、製作陣となっている。
ヨルシカは「物語の個性と、音楽の個性がぶつかり合った作品に心惹かれます」と映画と音楽に対する自分たちの感性を提示した上で、「映画の創造力とぶつかり合って輝くような、独立した二作品が綺麗に調和を保っているような、そんな景色を作る音楽になっていれば」とコメントしている。
(c) 2020 「泣きたい私は猫をかぶる」製作委員会ヨルシカ コメント
昔から映画をよく見ます。暇になる度に邦洋問わず鑑賞するのですが、音楽と調和した一本を見た時の感動は他には代え難いものがあります。特に物語の個性と、音楽の個性がぶつかり合った作品に心惹かれます。
初め打ち合わせで監督の方に言われた言葉は「自由に作ってみてほしい」でした。ヨルシカは基本的にコンセプトが軸にある音楽を出しているバンドで、話を頂いた時は新たなコンセプトアルバムを作っている最中でもありました。
僕はその言葉が嬉しくもあのりつつ、つまりは、作品という枠組みの中で支える音楽ではなく、枠組みの外で泳ぐ自由さを求められているのだと捉えました。
今回使っていただいた主題歌はヨルシカとしての作品性をそのままアウトプットしたものでもあり、この映画の創造力とぶつかり合って輝くような、独立した二作品が綺麗に調和を保っているような、そんな景色を作る音楽になっていればと、そう願っています。映画館で鑑賞出来ることを一つの楽しみにしています。
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