連載 | #73 渋谷万歳

渋谷カウントダウン2020年、10万人が熱狂 警備強化に飲酒規制、効果あった?

渋谷カウントダウン、例年通りの乱痴気騒ぎが続きます

あとは、おおむね例年通りのカウントダウンの大騒ぎだったように思う。
渋谷駅がダンスフロアに 2020年カウントダウン直後のお祭り騒ぎ
路上飲酒禁止の効果もあってか酩酊状態の人はそれほど見かけなかったが、2020年を迎えてからも、新年を祝う気持ちからそこかしこで小規模なレイヴパーティーが勃発していた。

いつもいる、ゴツい機材をベビーカーに載せて爆音を鳴らしレイヴを先導する人

毎年見かけるアナーキズムの旗(2年前に撮影した動画)。騒ぎが起きている場所で振り回されている

もちろん、自然発生的に巻き起こったかつての狂乱も今は遠く、あくまで商業イベントとして管理された範囲での乱痴気騒ぎではあるが、それでも真顔で新年を迎えるより幾分かはましだと考える人が全国各地、世界中から今後も渋谷に集うのだろう。 あらかたイベントが終わったのち、「蛍の光」が流れてくると少なくとも日本人にはお開きの空気が多少漂ったので音楽は偉大だ(「蛍の光」の原曲は、海外では別れの音楽として用いられていない)。

令和元年が明けて2020年代に突入

令和元年が明けて令和2年、2020年を迎えた。ここからまた新たな10年が始まる。

2010年代の終わりというだけではなく、2019年という年は少なくとも日本においては大きなターニングポイントだった。

平成から令和に元号が変わった年で、それも約200年ぶりの生前退位。お祝いムードで迎えられたハレの行事だった。 (当たり前だが)2019年は365日あるのに、令和元年は7ヶ月しかないというのもなんだか不思議な心持ちがする。

来る2020年が、それぞれにとって健やかであるよう祈りながら本稿を締め括る。

2019年をポップカルチャーから振り返る

1
2
この記事どう思う?

この記事どう思う?

関連キーフレーズ

連載

渋谷万歳

日本が世界に誇るべき最高のポップシティ、渋谷。 あらゆるカルチャーと人種が集まるこの街で、毎日のように繰り広げられるパーティー、愛のはじまり、夢の終わり、高揚感と喧噪、その捉えがたきポップの断片をかき集める人気連続企画。 2010年代は渋谷から発信されていく、と思う。

3件のコメント

※非ログインユーザーのコメントは編集部の承認を経て掲載されます。

※コメントの投稿前には利用規約の確認をお願いします。

匿名ハッコウくん

匿名ハッコウくん(ID:3129)

返信ありがとうございます。周りの人にも何本か配ったので、それじゃないかと思いますねえ。

nimnao

にいみなお

>匿名のユーザー さん

コメントありがとうございます。筆者の新見です。

当日撮影させてもらった方に「この旗はなんなんですか?どういう集団ですか?」と聞いたところ「渋谷区の路上の自由を守る会です」とご回答をいただいたのですが、旗と会とは無関係ということでしょうか?

匿名ハッコウくん

匿名ハッコウくん(ID:3127)

我々アナーキズムの旗の集団は「渋谷区の路上の自由を守る会」という会とは関係ありません