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悠木碧さん、新作アルバムを解説 「声優が歌う意味を模索する」11曲

悠木碧『ボイスサンプル』通常盤/Amazon商品ページ

声優の悠木碧さんがおよそ4年4カ月ぶりとなるフルアルバム『ボイスサンプル』を6月12日に発売した。

『こんなキャラを演じられて、このまま歌えて、あと作詞もできます』と言える、名刺替わりの1枚を目指して作りました」と語る今作。アーティストとしての活動も目覚ましい彼女は、リードトラック「Logicania distance」を筆頭に、収録11曲中4曲で初の作詞を手がけている。

アルバムの発売に先駆けて、9日からは自身のTwitterでレコーディング時のエピソードや各楽曲の聴きどころを紹介。「作詞に一番時間がかかった曲」など、「#悠木碧ボイスサンプル」のハッシュタグをつけたファンからのツイートに応えるかたちで、作詞における考えや曲に込めた思いなどを明らかにしている。

この1枚を聴けば悠木碧さんの“通ぶれる”という『ボイスサンプル』。すでに彼女を知っている人はもちろん、最近知った、これから知っていくという幸せな人にもうってつけなアルバムの魅力を、悠木さんのツイートという名の本人解説を通じて紹介したい(という個人的な感情に基づく記事であることをご了承いただきたい)。

悠木碧さん、作詞に初挑戦した4曲も収録

悠木碧魔法少女まどか☆マギカ』の鹿目まどか役で知られる悠木碧さん。余談だけど、もし「最近の出演作が知りたい」という人は、彼女の固定ツイートをチェックするといい。そのクールの出演作が、テレビアニメや映画、さらにはナレーションまで網羅されている。

声優として数々の作品へ出演する一方、2012年からはソロや竹達彩奈さんとのユニット・petit miladyでアーティストとしても活動。最近では、女性声優の演じる少年声をテーマにした少年アイドルドラマCD企画『アイショタ idol show time』で、脚本・キャラクター原案協力という制作サイドでの参加も注目を集めた(関連記事)。 最新アルバム『ボイスサンプル』は、2015年の『イシュメル』以来となるオリジナルアルバム。内容はもちろん、気になるのは「Counterattack of a wimp」バナナチョモランマの乱」「Logicania distance」「ふわふわらびっと」の4曲で初挑戦した作詞。

アルバムを紹介するツイートでも、ファンから作詞をする時間や場所、一番難しい点といった質問が寄せられ、悠木さんは「作詞の為に時間をとる、というのがなかなか難しかったので、移動中とかに考えてました」とコメント。 「自分が上機嫌な時の方が、ピンとくるものが降ってきやすいので、(あ、今私機嫌いいな)と思ったら考えてた感じです」と、時間や場所は決まっていなかったようだ。何もかもが手探りな状態から「脈絡があるとないとじゃ偉い違い」と難しさを感じながら生み出された詞は、アルバムの大きなポイントの1つだ。

特に「口に出すと楽しい響きの言葉だけ集めてみよう!みたいな気軽な気持ちで作ってたんですが、いつの間にか狂気の沙汰に…」と語る「バナナチョモランマの乱(無修正版)」はぜひ聴いておきたいところだ。

声優が歌う意味を模索する全11曲

声優としての悠木さんの知っている人なら、『ボイスサンプル』収録曲すべてが芝居的なアプローチで歌われている点を意識したい。悠木さん自身も、普段は個人名義とキャラクターソングとで芝居の入れ具合を変えているが、今作ではよりキャラソンの歌い方を意識していると説明している。 歌い方のアプローチを「こっちのほうが性に合うなと思いました。役のない役者ってやっぱり居心地がわるいから」と振り返るコメントも。こうした声優(役者)ならではのこだわりは、アルバムタイトルからも感じられる。 悠木さんいわく、タイトルをどうするか問われたときに、声優事務所の公式サイトなどに掲載され、業界的には馴染みのある「ボイスサンプル」というワードがすんなり降りてきたという。

「声優が歌う意味を模索する道中の1枚なので、声優的に馴染み深いワードがいいかなって」というコメントからも、様々な作品で多くのキャラクターを演じてきた彼女が、そんな自分の名刺代わりとして臨んだ今作への思いがうかがえる。

悠木碧さんがここまで解説してくれる

全曲が芝居的なアプローチで歌われているとはいえ、果たしてどの曲をどの悠木さんが歌っているのか、当然ながら実際の音源を聴くまではわからないもの。

それでも悠木さんは、ファンから寄せられる「この作品の悠木さんが特に好き」という声に対して、「それならアルバムではこの曲」と具体的かつ非常に参考になる解答を用意している。 例えば『魔法少女まどか☆マギカ』が好みならアルバム1曲目の「ランブリン ハンブリン」、『SSSS.GRIDMAN』のボラーのような少年声が気になるなら7曲目「Carve a Life」、『幼女戦記』のターニャが印象的なら6曲目「死線上の華」という具合だ。

改めて言う必要はないかもしれないけど、声優がファンの声を交えつつ、ここまでアルバムの内容を積極的に紹介していくというのは、なかなかお目にかかったことがない。彼女がそこまでしている事実だけでも、『ボイスサンプル』は手にとってみるべき作品だ。ぜっっっっったい。

『ボイスサンプル』関連の全ツイート、遡る価値あり

最新アルバムに対する悠木さんの並々ならぬ意気込みが少しでも伝われば……と思いながら書いたものの、ほかにも『ボイスサンプル』の内容について多くの興味深いツイートをしているので、残りはご本人のTwitterを参照してほしい。

実はCDのジャケットなどのビジュアルをイラストやアニメにしたかったという裏話や、自ら衣装を考えたというジャケットのテーマなど、いずれもアルバムや彼女に少しでも興味がある人であれば、目を通しておきたい内容ばかりだ。
悠木碧 / 永遠ラビリンス
最後に『ボイスサンプル』には、悠木さんが作詞した楽曲以外にも、主演作『僕の彼女がマジメ過ぎるしょびっちな件』OPテーマ「永遠ラビリンス」や、『ピアノの森』EDテーマ「帰る場所があるということ」といったアニメタイアップ曲も収録。

個人的には、自身がパーソナリティをつとめるラジオがアニラジアワードで「えっちなラジオ賞(新人の部)」を受賞したという点で、「永遠ラビリンス」が印象深い。
悠木碧 / Logicania distance
作詞を担当した楽曲では「Logicania distance」のMVが公開中。小説を読むような芝居で歌うことを意識したため、「ブレスの位置をめっちゃ無理してるので、すごく難しいんです」と語る(外部リンク)リード曲の世界観は、アルバムの入手に関わらず目と耳で体感しておきたい。

さて、本日6月12日には池袋サンシャインシティ噴水広場でのフリーイベント、10月22日(火・祝)にはアルバム収録曲を中心としたオーケストラコンサート「レナトス」が控える悠木碧さん。

知っている人は言わずもがな、「普段アニメを見ないので彼女のすごさがわからない」という人にとっても、必ずや彼女の魅力を実感できるだろう1枚に仕上がっているので、『ボイスサンプル』という名の「悠木碧からの名刺」を、迷わず受け取っていただきたい。

6月12日21時55分追記:リリースイベントでは全5曲を披露

リリースイベントでパフォーマンスする悠木碧さん 悠木さんは6月12日、『ボイスサンプル』のリリースを記念したイベントを、東京・池袋サンシャインシティ噴水広場で開催した。

会場にはおよそ1000人を超えるファンが来場し熱気で満ちあふれるなかイベントがスタート。 リリースイベントでパフォーマンスする悠木碧さん 2017年秋に音楽活動をリスタートして以来初となるフルアルバムから、悠木さん本人が作詞を手掛けたリード曲「Logicania distance」をはじめ、アニメ主題歌であるシングル曲「永遠ラビリンス」「帰る場所があるということ」など全5曲を披露。

イベントは暖かい空気の中で締めくくられた。

まだまだ紹介したりないよね

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作品情報

悠木碧『ボイスサンプル』

発売 2019年6月12日(水)
価格 【CD+Blu-ray】COZX-1549~50(4000円+税)
【CD only】COCX-40812(3000円+税)
CD収録内容 1. ランブリン ハンブリン
作詞:hisakuni 作曲・編曲:横関公太
2.Counterattack of a wimp
作詞:悠木碧 作曲・編曲:金崎真士
3.Fairy in the hurdy gurdy
作詞:hisakuni 作曲:小野貴光 編曲:玉木千尋
4. くれなゐ月見酒
作詞:高瀬愛虹 作曲:角本麻衣 編曲:鈴木裕明
5. 永遠ラビリンス(TV アニメ「僕の彼女がマジメ過ぎるしょびっちな件」OPテーマ)
作詞・作曲: 大橋莉子 編曲:Tak Miyazawa
6. 死線上の華
作詞:hotaru 作曲・編曲:横関公太
7.Carve a Life
作詞:高瀬愛虹 作曲・編曲:佐藤清喜
8. バナナチョモランマの乱(無修正版)
作詞:悠木碧 作曲:山田智和 編曲:佐藤清喜
9.Logicania distance
作詞:悠木碧 作曲・編曲:川田瑠夏
10. ふわふわらびっと
作詞:悠木碧 作曲・編曲:KOUGA
11. 帰る場所があるということ(TV アニメ『ピアノの森』EDテーマ)
作詞・作曲・編曲:hisakuni
DVD収録内容 Logicania distance Music Video
Logicania distance Music Video Making

◆LIVE INFORMATION
10月22日(火・祝)
悠木碧 1st Orchestra Concert「レナトス」
昼の部:14時開場 15時開演  夜の部:18時開場 19時開演
会場:東京芸術劇場 
チケット:全席指定 8500円(税込)
販売:6月12日発売のアルバム「ボイスサンプル」に先行チケット申し込みシリアル封入。
※9月14日一般発売予定。

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