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POPなポイントを3行で

  • チャイルディッシュ・ガンビーノが第61回グラミーで2部門含む計4部門で受賞
  • 本年度のグラミー賞において最多獲得
  • ヒップホップ楽曲の「年間最優秀レコード賞」はグラミー史上初

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チャイルディッシュ・ガンビーノがグラミー年間最優秀レコード賞 ヒップホップ受賞は史上初

チャイルディッシュ・ガンビーノ

ラッパー・コメディーのチャイルディッシュ・ガンビーノ(Childish Gambino)さんが、日本時間の2月11日に開催された第61回グラミー賞において、主要2部門含む計4部門で受賞を果たした。

衝撃的なMVが全世界で議論となった「This Is America」が主要2部門「年間最優秀レコード賞」「年間最優秀楽曲賞」に加え、「最優秀ラップ/サング・パフォーマンス賞」「最優秀ミュージック・ビデオ賞」の計4部門。本年度のグラミー賞において最多獲得となった。

今回のグラミー受賞は昨年の「最優秀トラディショナルR&Bパフォーマンス賞」に続き2年連続。さらに、「年間最優秀レコード賞」をヒップホップの楽曲が受賞するのはグラミー史上初だ。

「This Is America」以降も、2018年7月に「Summertime Magic」「Feels Like Summer」の2曲サプライズ・リリース。8月には「MTV Video Music Awards 2018」において「Video With a Message賞」「Best Direction賞」「Best Choreography賞」の計3部門に輝いている。

今年3月には英ロンドンのO2アリーナにて2夜連続での単独公演、4月には米カルフォルニア州で開催される大型野外音楽フェスティバル「コーチェラ」へのヘッドライナーとしての出演が決定している。

米アーティストの“特異点”

「This Is America」

「This Is America」

人種差別や銃社会など、アメリカの社会問題を痛烈という言葉では収まらないほどに風刺したチャイルディッシュ・ガンビーノさんの「This Is America」は、昨年5月にMVが公開されるや否や、衝撃とともに世界を駆け巡った。

その反響の大きさは、リリースからわずか3週間で100万枚セールスを突破してアメリカ・レコード協会からプラチナディスクに認定。YouTubeでの再生回数は世界で4億8,000万回を超える(2/12時点)。

「This Is America」の強烈なメッセージを前に、口をつぐむ者や、それとは反対に彼に続いて「This Is ○○○」を投稿する者が後を絶たなかった(そのオマージュ作品の出来を巡っては、各国それぞれで議論を呼んだ)。

「最優秀ミュージック・ビデオ賞」を受賞したMVは、長年彼の作品に携わってきた日本人映像作家のヒロ・ムライさんが監督をつとめている。
Childish Gambino - This Is America (Official Video)
また、チャイルディッシュ・ガンビーノさんは、「ドナルド・グローヴァー」名義で俳優としても高い評価を得ていることでも知られている。

自身が主演・原案・脚本を手掛けたドラマ『アトランタ』では、第74回ゴールデン・グローブ賞で作品賞を男優賞を受賞(こちらもヒロ・ムライさんが監督)。『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』では、若き日のハン・ソロの悪友ランド・カルリジアンを演じた。

さらにコメディアン、作家としても知られ、アメリカのアーティストにおける「特異点」ともいえる存在だ。
Donald Glover - Advice from Tracy Morgan

“ポップ・ミュージック”としてのヒップホップ

昨年の第60回グラミーではケンドリック・ラマー(Kendrick Lamar)さんが5部門を受賞し、ラップ部門を全て獲得するという快挙を打ち立てた。今年、彼は最多8部門ノミネート。さらに、Jay Rock、Future & James Blakeとのコラボ曲「King’s Dead」では最優秀ラップパフォーマンス賞を受賞した。

さらに、フィメールラッパーのCardi Bさんは、女性ソロアーティストとして初めて最優秀ラップアルバム賞を受賞している。

ケンドリック・ラマーさんとドレイク(Drake)さん、チャイルディッシュ・ガンビーノさん、アリアナ・グランデ(Ariana Grande)さんらが、授賞式でのパフォーマンスを辞退していたことが明らかとなった今回のグラミー。

しかし、受賞の面々を見渡せば、アメリカを象徴するポップミュージックとしての地位をヒップホップが確立したことを象徴している。

1970年代にニューヨークでヒップホップが生まれてから約50年。2017年には、音楽市場においてはじめてヒップホップがロックミュージックを抜いて1位となったヒップホップだが、この勢いはきっとこれからも続いていくだろう。

ヒップホップの最前線

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