2017年グラミー賞で最も待望されていたビヨンセのパフォーマンスは、やはり期待を裏切らなかった。
母ティナ・ノウルズが、グラミー賞にノミネートされた双子妊娠中の娘を誇らしげに紹介した。
「紳士淑女の皆さま、自慢の娘、ビヨンセです」(ノウルズ)。
巨大スクリーンに映し出されたホログラフィック映像と共に、ビヨンセがパフォーマンスを始めた。映像はステージ上を歩くビヨンセの姿に入れ替わった。視覚的な魅力あふれるパフォーマンスで、ビヨンセは曲の合間に詩的な一節を挟みながら、アルバム『レモネード』から『ラヴ・ドラウト』と『サンドキャッスルズ』の2曲を披露した。
「生まれたときのことを覚えていますか?」(ビヨンセ)。
パフォーマンスの途中、ビヨンセの母と娘のブルー・アイヴィー・カーターを含む3世代の母娘の映像が映し出された。
金色のガウンとヘッドドレスを身にまとったビヨンセは、バックダンサーに囲まれた長テーブルの上でパフォーマンスを披露。重力に逆らう仕掛けを施した椅子に座り、そのままもたれかかった。現場関係者によると、このパフォーマンスの準備にはかなりの時間がかかったという。パフォーマンスは母性への崇拝であり、出産を暗示する多くのイメージがあった。
今回のグラミー賞で、ビヨンセはヴィジュアル・アルバム『レモネード』で9部門にノミネートされた。この作品は彼女にブレイクするチャンスを与え、グラミー賞に関する2つの記録を与えた。1回の授賞式で最大数のトロフィーを獲得したという記録と、人生で最多のグラミー賞に輝いた女性アーティストという記録だ。
しかし、パフォーマンスのために舞台に上がった時点で、ビヨンセはノミネートされていた前半5部門のうち、4部門の受賞をすでに逃していた。
ビヨンセのグラミー賞でのパフォーマンスはこちら:
SLAY BEY #Beyonce #BeyHive pic.twitter.com/9eZU3xvp8B
— The Beyonce World (@thebeyworldcom) 2017年2月13日
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執筆者:Variety Japan
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