解散発表のYouTuberカリスマブラザーズ　サブカルとエンタメに分かれた今後

シアトル発3人組YouTuber・カリスマブラザーズ（通称・カリブラ）が突然の解散を発表してから、1週間余りが過ぎた。 早くも3人はすでにYouoTube上で新しい道を歩みはじめている。今回はメンバーそれぞれの現在と、今後の動向について紹介したい。

みのはサブカル趣味全開 目標は「タモリ倶楽部」

元カリブラメンバーの1人であるみのさんは、チャンネル名を「みのミュージック」としてソロで活動を再開。 チャンネル名にもある通り、以前から造詣が深い「音楽」というジャンルを基軸に、自身の音楽活動の発表をはじめ、レコードや機材を紹介していくと宣言。

そのほかにも興味があるファッションや漫画、映画などのサブカルチャーも扱っていくとしている。 実際に2月9日現在、みのさんは自身が作詞・作曲、ボーカル／ギターをつとめるバンド「ミノタウロス」のMVをチャンネル立ち上げとともに公開。

その後も、Apple Musicの画面を見せながら実用的な新しい音楽の掘り方（見つけ方）を紹介（この時はブラックミュージックであるモータウンレーベルを検索）。 さらに、自宅にある厳選されたCDやDVD、レコードの紹介や、自宅に併設されたスタジオを紹介している。 マニアックに傾きすぎないようにしたいとしながらも、目標は「タモリ倶楽部」のように、「マニアックだけどみんなに愛されるチャンネルにしたい」と思いを告げている。

映像制作はOSUREK BERTOPとともに奮闘

動画編集に関してはイチからのスタートとしつつも、音楽制作ソフトに扱いが似ているとし、これからはカリブラの動画にも出演していたヒップホップのトラックメイカーかつ、同級生であるOSUREK BERTOPさんとともに奮闘していくと宣言。

レトロサイケデリックなオープニングや、独特のコントのようなアイキャッチを使用するなど、緩くもディープなサブカルチャー好きを唸らせる動画に仕上がりつつある。 自身のバンド「ミノタウロス」もすでに発表している曲を含め、さらに新曲4、5曲を合わせてフルアルバムを現在制作中とのこと。楽しみに待ちたい。

ジョージとジローはJJコンビ結成「くだらないことを徹底的に追求したい」

一方、元カリブラのジョージさんとジローさんは、2月1日付けで公開された動画「今思っている事をお話しします」で、改めて2人で活動していくことを報告。 そして、2月5日付けの動画でチャンネル名を「ジョージとジロー」改め「JJコンビ」と新たに命名。 今後コンビとしてやっていくという決意表明とともに、「数字よりも自分たちが面白いと思うことをやりたい」「くだらないことを徹底的に追求したい」と、エンタメに振り切る思いを視聴者に告げた。

アー写は海外スターを撮影したフォトグラファーが担当

2人は「実体験でやられたらウザいけど、見てるぶんには面白い動画」を撮っていきたいと熱く表明。 2月7日付けの最新の動画では、気持ちも新たに、新しい宣材写真を撮る様子を大公開した。

カメラマンはAKB48やジャスティン・ビーバーさん、One Directionなど数々の有名アーティストを撮影してきた堀田芳香さんが担当。

新しいトップ画像は2人の公式YouTubeチャンネルにアクセスして見ることができる。

シアトル発のYouTuber カリスマブラザーズとは？

カリスマブラザーズは、ジョージさん、ジローさん、みのさんからなる3人組YouTuberグループ。チャンネル登録者は100万人を突破していた。 活動当初は、アメリカ・シアトルを拠点にしており、現地ならではの商品紹介や英会話、ドッキリ企画、キャンピングカーでのアメリカ西海岸走破企画などの動画で人気を博してきた。

2015年には最大手のYouTuber事務所・UUUMに所属。

2017年からはアメリカから日本に拠点を移し、精力的に活動を行ってきたが、2019年1月31日に突如解散を発表した。

同グループのファンクラブ（CBF）も存在したが、解散とともに閉会している。