株式会社Vの代表取締役兼CEO・藤原光汰さんと行政戦略部長・小山田絵里子さんが、産業技術総合研究所(産総研)の「インターバースの生体安全性研究開発委員会(快適IVE研究開発委員会)」の委員に就任した。
同委員会では、VR酔いや3D視覚疲労など、VR/ARを利用する際に生じる身体への影響を軽減する技術や、その社会実装について検討。
株式会社VはVRChatにおけるサービス運営やコミュニティとの関わりから得た知見を、研究へ還元していくとしている。
VR酔いや視覚疲労「インターバース」の安全性を研究
快適IVE研究開発委員会は、内閣府の「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)」第3期「バーチャルエコノミー拡大に向けた基盤技術・ルールの整備」に関連して、産総研内に組織されている研究開発委員会。
「バーチャルエコノミー拡大に向けた基盤技術・ルールの整備」/画像は公式サイトより
産総研では、リアル世界とバーチャル世界を高度に融合させた新しいコミュニケーション空間を「インターバース」と位置づけ、その実現に向けた研究を進めている。
快適IVE研究開発委員会では、VR酔いや3D視覚疲労の軽減をはじめとする「生体安全性」について議論。
国内の関連業界の関係者に加え、医学や人間工学の専門家も参加。安全性を担保したVR/AR環境を構築に向けて議論を進めるとしている。
「バーチャルエコノミー拡大に向けた基盤技術・ルールの整備」の取り組み/画像は公式サイトより
VRChatの運営と自治体メタバース、2つの実践知を研究へ
今回委員に就任した藤原光汰さんは、2019年設立の株式会社Vの代表取締役兼CEO。
同社ではVRChatを中心に、企業や自治体、IPホルダーなどと連携したバーチャル空間の企画/制作/運営、コミュニティ形成などを手がけてきた。
藤原光汰さん
藤原光汰さんは今回の就任を通じ、そうした現場で得た知見を研究開発へ還元していくとしている。
一方の小山田絵里子さんは、横須賀市観光課に勤務し『Pokémon GO』『シェンムー』『アズールレーン』『モンスターハンター』などとの地域コラボレーションに携わった。2023年からはVRChatを活用した自治体プロジェクト「メタバースヨコスカ」を統括した。
小山田絵里子さん
小山田絵里子さんは、行政や教育、地域連携の現場で培った経験をもとに、技術だけでなく運営や文化の観点からも、安全で快適なバーチャル空間について議論していくとしている。
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