特撮人形劇『サンダーバード』の日本でのテレビ放送が、9月30日(水)に60周年を迎える。
これを記念する施策として、ソーシャルVR・VRChat内に、サンダーバード3号の3Dモデルが登場した。
設置場所は、海外プラント・施設EPC事業会社の日揮グローバル(JGC)の公式ワールド「Lumarnity®」。リアルな月面プラントを再現したVR空間で、実在の宇宙車両などの3Dモデルとサンダーバード3号の共演が実現している。
サンダーバード3号の3Dモデルが、VRChatの月面プラントワールドに登場
2026年で日本放送60周年 特撮人形劇の金字塔『サンダーバード』
『サンダーバード』は、1965年~1966年にイギリスで放送されたテレビ番組。
秘密組織・国際救助隊が、世界各地で事故や災害に見舞われた人々を救う特撮人形劇で、リアリティあふれる描写が当時の子どもたちを中心に大きな人気を博した。
『サンダーバード』/画像は公式サイトより
その中核を担うのが、国際救助隊が駆る「サンダーバード」と呼ばれるスーパーメカ。多種多様な救助用メカニックで、主に1号~5号までナンバリングされたものが著名だ。
日本では1966年に放送がスタート。2026年には放送60周年を記念し、キービジュアル制作、記念プラモデルの発売、御朱印頒布、トークショー開催など、様々な施策が展開。今回のVRChat進出もその一環に位置づけられている。
『サンダーバード』日本版60周年キービジュアル
月面プラントに現れたサンダーバード3号 ボタンを押すと発進!
今回、VRChatに登場したのはサンダーバード3号。宇宙での救助活動や、宇宙ステーション・サンダーバード5号への補給などを担当する巨大ロケットだ。
おそらく実寸大であろうサンダーバード3号3Dモデルは、ワールド内に解説パネルとともに展示。
VRChatに登場したサンダーバード3号/筆者撮影
パネルに備え付けられた「THUNDERBIRDS ARE GO!」のボタンを押すと、サンダーバード3号が宇宙へ打ち上がる。おなじみのBGMこそ流れないが、眼前で発進していく光景は迫力がある。
サンダーバード3号 3Dモデル資料
3Dモデルの制作を手がけたのは株式会社V。主にVRChat向けのコンテンツ制作やイベント企画を行っており、直近では「Kimonowa メタバース成人式 2026」の開催にも関わっている。
日揮グローバルが手がける本気の月面プラントワールド「Lumarnity®」
サンダーバード3号が展示されたVRChatワールド「Lumarnity®」は、日揮グローバルが運営する公式ワールド。
月面推薬生成プラントを中心に、月面基地や月面港などが再現されたワールドで、日揮グローバルは同社が構想する「月面スマートコミュニティ」と紹介している。
VRChatワールド「Lumarnity®」
2023年10月の公開後、本ワールドは定期的にアップデートを重ねており、現在は日揮グローバルだけでなく、ブリジストンの月面タイヤを採用した月面車、小松製作所(コマツ)が開発中の月面建機などの3Dモデルも展示。
「Lumarnity®」に置かれた月面ローバー。実際に乗り回すことができる/筆者撮影
「未来の月面社会」を体験できるワールドとして高く評価されており、メタバース領域で活躍した個人や団体を表彰する「JAPAN Metaverse Awards 2025」で「Best Industry Metaverse/実空間メタバース賞」を受賞している。
現実でもプラント施設を手がける企業が本気で作り上げたVRChatワールドに、60年代に未来社会を見せた『サンダーバード』のメカが降り立っていると考えると、なかなかユニークな取り組みに見えてくるだろう。
ワールド内のパネルによれば、サンダーバード3号の設置は期間限定のようなので記念撮影などはお早めに。なお、ワールドはPC版のみアクセス可能だ。
Thunderbirds ™ and © ITC Entertainment Group Limited 1964, 1999 and 2026. Licensed by ITV Studios Limited. All rights reserved.
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