大阪堺市内を中心に書店チェーンを経営する天牛堺書店(てんぎゅうさかいしょてん)が1月28日、大阪地裁堺支部に破産を申請し同日、破産開始決定を受けた。
これにより天牛堺書店の全12店舗が1月27日より閉店。
一般的な書店と違い、古書も充実して取り扱っているのが特徴となっており、特に南大阪地区で高い知名度を誇った。ピーク時の1999年5月期には売上高約29億900万円を計上していたという。
しかしながら、2018年5月期の売上高は約16億8000万円にまで低下。2016年ごろより閉店も連続して行われていた。
主要取引先からの支援や、金融機関から借入金の返済条件緩和の措置なども受けていたが、支え切れず今回の破産措置となった。
これにより天牛堺書店の全12店舗が1月27日より閉店。
同社は1963年に創業、1968年に法人化。歴史ある書店だけに、今回の破産申請には多くのファンや読書家から驚きの声が上がっている。天牛堺書店が破産。早速、中百舌鳥と三国ヶ丘の天牛堺書店を見てきましたがご覧の通り。1枚目は三国ヶ丘、2枚目は中百舌鳥です。三国ヶ丘には3枚目の告示が、中百舌鳥には臨時休業と書かれた貼り紙だけが貼ってありました。三国ヶ丘では、いきなりの出来事に何人かが告示を見て驚いておられました。 pic.twitter.com/uBd7DoFJX4
— まめぴー (@mambou_taku) 2019年1月28日
南大阪地区で愛された老舗書店
東京商工リサーチによると天牛堺書店は、駅前などに出店を重ね、直近では12店舗を展開する書店チェーン。一般的な書店と違い、古書も充実して取り扱っているのが特徴となっており、特に南大阪地区で高い知名度を誇った。ピーク時の1999年5月期には売上高約29億900万円を計上していたという。
しかしながら、2018年5月期の売上高は約16億8000万円にまで低下。2016年ごろより閉店も連続して行われていた。
主要取引先からの支援や、金融機関から借入金の返済条件緩和の措置なども受けていたが、支え切れず今回の破産措置となった。
変わりゆく「本」を巡る問題
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