仮面ライダー俳優 犬飼貴丈、NHK朝ドラへ 『けもなれ』から出演続く注目株

『仮面ライダービルド』に主演した俳優・犬飼貴丈（いぬかいあつひろ）さんが、4月1日（月）から放送されるNHK連続テレビ小説・第100作『なつぞら』に出演する。

役柄は、広瀬すずさん演じる主人公・なつに絵を描くことを教えてくれた天陽（演：吉沢亮さん）の兄・山田陽平。兄を探しに東京に出てきたなつに、漫画映画の世界を紹介する芸術大生という役どころだ。

2017年9月から1年間『仮面ライダービルド』で主人公の天才物理学者・桐生戦兎を演じ、終了直後の2018年10月からは、日本テレビ系ドラマ『獣になれない私たち』に出演した。

連続テレビ小説は初出演となる犬飼貴丈さん。ヒロインの背中を押す山田陽平をどう演じるのか、そして『仮面ライダーフォーゼ』で「仮面ライダーメテオ」を演じた吉沢亮さんとの共演も注目される。

山田陽平を演じさせていただきます、犬飼貴丈です。東京編から出演させていただくのですが、ひたむきに前を向いて生きて、たまに立ち止まる広瀬すずさん演じるなっちゃんの背中を押してあげられるような、そんな陽平を演じられればなと思います。よろしくお願いします。 犬飼貴丈さんコメント／NHKPRサイトより

天才物理学者、新人営業、次は芸大生を演じる犬飼貴丈

犬飼貴丈さんは1994年6月13日生まれ、徳島県出身。2012年に第25回「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」でグランプリを獲得した。 2017年9月に『仮面ライダービルド』でテレビドラマ初主演をつとめ、公開中の映画『仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER』にも出演中だ。

『ビルド』放送終了後の2018年10月からは、野木亜紀子さんが脚本を手がけ、松田龍平さんと新垣結衣さんが主演したドラマ『獣になれない私たち』に出演。

天才物理学者を演じた『ビルド』から一転、挙動不審で常識外れな一面を持つ新人営業・上野発を演じて注目を集めた。

アニメ業界への挑戦を描くNHK朝ドラ100作『なつぞら』

『なつぞら』は、戦争で両親を失った少女・奥原なつが、北海道・十勝で育まれた豊かな想像力と開拓者精神を生かし、当時まだ「漫画映画」と呼ばれていたアニメーションの世界にチャレンジする物語。

NHK連続テレビ小説としては節目の第100作目であり、戦後の北海道の大自然や日本のアニメの草創期を描く、脚本家･大森寿美男さんによるオリジナル作品だ。

高校卒業後にアニメーション業界に飛び込む奥原なつを広瀬すずさん、行方不明となるなつの兄・咲太郎を岡田将生さんが演じるほか、草刈正雄さんや松嶋菜々子さん、安田顕さんらが出演。

また、アニメーターを目指すなつに絵心を教え、彼女の生涯に大きな影響を与える山田天陽は、吉沢亮さんが演じる。今回の追加キャスト発表では、犬飼さんのほか、柄本佑さん、北乃きいさんらの出演も明らかになった。

なお、『なつぞら』の題字は、1996年生まれで現在はフリーランスで活動中の若手アニメーター・刈谷仁美さんが手がけている。

刈谷さんは専門学校在学中に短篇アニメ『漫画から出てきちゃった話』を制作。同作品でインター・カレッジ・アニメーション・フェスティバル観客賞3位受賞。2017年度第6回新人アニメーター大賞を受賞している。