投資先は、現在アメリカで爆発的なヒットを飛ばしている電子タバコ「JUUL」(ジュール)を販売するJUUL社。投資額は128億ドル(約1.4兆円)にものぼる。
アルトリア社はこれでJUUL社の35%の株式を取得したことになる。
アメリカで人気爆発しているJUULとは?
画像は「JUUL」ホームページより
マーケット調査会社のニールセン社によると、JUULの売り上げは2018年6月時点で2017年から783%増の約9.4億ドル(約1000億円)にものぼり、さらにはアメリカのeシガレット市場において71%という圧倒的なシェアを誇っている。
今回の投資により、JUUL社の時価総額は380億ドル(4.2兆円)に。Vape(Vaporizerの略)などの電子タバコがヒットするアメリカにおいて、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いとなっている。
マリファナ産業に巨額投資したばかり
今月には、カナダのマリファナ事業の会社「Cronos Group」を、マリファナ産業では最高額の18億ドル(約2000億円)を投資したことが、海外メディアを中心に大きな話題となったばかりだ。
2017年にフォーブスが発表した「世界の有力企業2000社ランキング」では食品飲料・たばこメーカー部門で7位にランクイン(外部リンク)している。
マリファナ産業、そしてeシガレット産業と、世界最大手タバコ企業による巨額投資が相次いでいるが、今後の動向からますます目が離せない。
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