バーチャルYouTuber、若者の7割「知ってる」 調査にみるその勢い

バーチャルYouTuber、若者の7割「知ってる」 調査にみるその勢い
バーチャルYouTuber、若者の7割「知ってる」 調査にみるその勢い

ユーザーローカルのバーチャルYouTuberランキングでトップのキズナアイさん

POPなポイントを3行で

  • CyberVがバーチャルYouTuberの認知度調査結果を発表
  • 10代・20代では過半数がVTuberを知っている
  • 視聴シーンはほぼ自宅、就寝前の楽しみに
CyberVがユーザーローカルと連携して、バーチャルYouTuberVTuber)における認知度の調査結果を市場調査レポートとともに公開した。

10代から30代の男女に調査した結果、主にYouTube上で動画などの配信を行う架空のキャラクターを指すバーチャルYouTuber/VTuber(ブイチューバー)の認知率は全体で約41.8%。

10代・20代では過半数を超え、特に10代後半男性では7割に達しており、今後の盛り上がりを期待する声も多かった。

【調査概要】調査主体:株式会社CyberV/調査時期:2018年7月/調査方法:Webアンケート調査、10代~30代の男女1,500名(各性別・年代150名での均等割り付け)/調査対象:日本国内に在住する15-39歳の男女

若年層における勢いはTikTokerと同等

バーチャルYouTuberに関する認知率(年代比較)

バーチャルYoutuberについて、全体世代の認知率は41.8%。性別・年代別では、男性・若年層の認知率が高く、10代後半男性が70%、20代前半男性が56.7%と過半数以上に達した。

バーチャルYouTuberに関する認知率(GT比較)

一方で、子どもの「将来なりたい職業」にも挙がる「Youtuber(ユーチューバ―)」の認知率は95.9%、女子高生などを中心に人気の「TikToker(ティックトッカ―)」の認知率は37.7%。 9割以上から知られるYouTuberほどの認知はないものの、バーチャルYouTuber・TikTokerともに、若年層における勢いがあることは間違いない。

動画は自宅で就寝前に視聴が半数以上

バーチャルYouTuberを初めて知った時期について

キズナアイさんや輝夜月さんなど、2017年12月から急速に数を増やしはじめたバーチャルYouTuber。

調査で初めて知った時期について聞いたところ、半年くらい前が21.7%、2〜3カ月以内が21.4%と、全体の53.9%が半年以内であると回答し、過去半年で急増していることがわかった。

バーチャルYouTuberの動画視聴シーン

バーチャルYoutuber認知者に視聴シーンについて聞いたところ、59.2%が自宅と回答。

さらに約50%が帰宅後、58.4%が就寝前に視聴するとそれぞれ回答した。また、5人に1人が通勤・通学中に視聴すると回答しており、いわゆるスキマ時間で視聴するケースが多いようだ。

バーチャルYouTuberについてイメージ

バーチャルYouTuberのイメージを聞いたところ、全体の7割以上が「若者向け」と認識しており、実際に「今後盛り上がっていきそう」「勢いがある」と回答している割合は、10代後半男性に多い。

一方で、30代前半女性でも「最近流行りである」(81.1%)、「今後盛り上がっていきそう」(56.8%)と認識している点も興味深い結果と言えるだろう。

「バーチャルYouTuberランキング」市場調査レポート

CyberVでは、「ユーザーローカルバーチャルYouTuberランキング」の取得データを利用した市場調査レポートも公開している。

【調査概要】調査主体:株式会社ユーザーローカル/調査時期:2018年1月~2018年7月/調査方法:ビッグデータ分析と人工知能に特化したビジネスを展開するテクノロジーベンチャー企業である株式会社ユーザーローカルの「バーチャルYouTuberランキング」に登録されているバーチャルYouTuberのデータを分析。ファン総数、再生回数の推移については、バーチャルYouTuberの活動がメインではないチャンネルについては除外して集計。

バーチャルYouTuber人数推移(人)

ファン数合計(万人)

動画の総再生回数(億回)

各バーチャルYouTuberには、何人のTwitterフォロワーがいるのかを調査し、対数の散布図にした。横軸はYouTubeチャンネルのファン数、縦軸はTwitterフォロワー数である。YouTubeとTwitterのファン数の相関係数を取ったところ「0.83479」と、Twitterのフォロワー数との正の相関性がとても強い。実際、YouTube上で購読者になったのちにTwitterで動画を拡散したり、反対に、Twitter上で告知を見てYouTubeでのライブを視聴するようになる、という行動パターンのユーザーは多い。

いろんな調査・分析

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