小説家志望必読! プロSF作家のラノベ監修がめっちゃ勉強になる

小説家志望必読! プロSF作家のラノベ監修がめっちゃ勉強になる
小説家志望必読! プロSF作家のラノベ監修がめっちゃ勉強になる

『アリスの物語』表紙

ライブドアブログとimpress QuickBooksによるライトノベルコンテスト「ライトなラノベコンテスト」。本コンテストで最優秀賞を受賞した倉下忠憲さんの作品『アリスの物語』を、同コンテストの特別審査員で作家の藤井太洋さんが監修した原稿の全文が公開されており、その丁寧さが話題を呼んでいる。

「ライトなラノベコンテスト」とは

「ライトなラノベコンテスト」は、ライブドアブログでオリジナルの短編小説を投稿するコンテスト。500以上もの応募作品が寄せられ、3月27日に最終結果を発表、19作品が電子書籍化され、5月15日からKindleストア等で販売を開始している。

そのうち、最優秀賞の『アリスの物語』と、特別賞の『明日が雨でも晴れでも』(晴海まどかさん著)については、特別審査員の藤井太洋さんが監修した後、電子書籍化されている。

なお、この度見事最優秀賞に選ばれた倉下忠憲さんは、これまでビジネス書や実用書を執筆してきたが、今回の『アリスの物語』が、自身の初の小説執筆であった。

丁寧で的確、わかりやすい監修

藤井太洋さんによる『アリスの物語』監修原稿

監修を手がけた藤井さんは、2012年に発売した電子書籍『Gene Mapper』でAmazonのKindle売上ランキング1位を獲得し、一躍その名が知れ渡ったSF作家。そんな藤井さんによる監修メモには、構成上直した方がいい部分を、ただ修正するのではなく、藤井さん自身の提案も交えながらアドバイスしていたりと、非常に丁寧で勉強になる。

例えば、「いつの時代でも」という部分に対して「こういうところでSFなニュアンスを入れるといいですよ。例)合成食ですべてまかなえる時代になっても」というような、SF小説ならではの表現のアドバイスも随所にある。

これから小説家を志す人にとっては、極上の参考資料になりそうだ。
この記事どう思う?

この記事どう思う?

0件のコメント

※非ログインユーザーのコメントは編集部の承認を経て掲載されます。

※コメントの投稿前には利用規約の確認をお願いします。