パパ活という言葉を、あなたは聞いたことがあるでしょうか。
愛するわが子のために励むパパ活ではありません。東京でもはや影日向なく流行している、いわゆる援助交際的な"パパ活"です。
これがもう最近は個人の枠では収まらなくなるほど流行していて、斡旋業者が現れたかと思えば、とうとうマッチングアプリ界まで着々と検索ワードの足を伸ばしている事態になっています。 取材・文:ミクニシオリ 編集:ふじきりょうすけ
もともと都内のグルメ雑誌としての色が強かった東京カレンダー。連載小説の合間に東京屈指の高級レストランの紹介を挟むスタイルで、高級住宅街港区に住めるほどのハイスペック女子の上昇と転落、婚活事情などを描く読み物を掲載。
いつの間にか女子にもおじさんにも大流行していきます。こんな"インスタ映え"なご飯、私も食べたい!
…と、こんな具合でキラキラな生活に憧れを抱いてしまうも、毎日高いレストランで食事はできないOLたちのインスタマウンティングが産んだ弊害(?)、それがパパ活だ。
今回話を聞いたのは某有名女子大の4年生Mちゃん。就活もパパのコネで内定をもらったというパパ活猛者だ。 ──Mちゃんは、最初どこでパパを見つけたんですか?
M 最初はギャラ飲みだったな。「LINE@」の登録で簡単に行けるんだよね。
──え! その「LINE@」はどうやって知ったんですか…?
M Twitterで有名な斡旋女子大生(外部リンク)がいるの。その子のプロフから簡単に飛べるよ。
──ひえ~! 早速登録してみるです! ──飲みに行ったらタクシー代がもらえるギャラ飲み、ほぼ毎日開催されてる…。どんだけ金余らせてるんだ港区おじさん…。
M 最初は飲み会だけど、気の合う人がいたら一人に絞って会う。その方がお金になることが多いんだよね。
──ネットで恋人はおろか、足長おじさんまで見つけられる時代になったんですねえ…。
M 私が使ってるのは「シュガーダディ」とか、最近リリースになった「パパット」とかかな。「シュガーダディ」はよくTwitterでも話題になってるよ。
──「#シュガダ」で検索すると地獄絵図が広がっているので興味がある方は検索してみてね…。使い方はどんな感じなんですか?
M 普通のマッチングアプリと変わらないよ。自分のプロフ登録して、相手からいいねをもらったり、逆に送ったりしてマッチングして、気が合ったら会ってみるって感じ。 ──うわ…インターネット異性紹介事業届出番号とか書いてある。パパ斡旋も立派なビジネスでありサービスとして成り立ってるのか…。
──そうなんだ!相席バーってあの有名な相席屋とは別なんですか?
M 相席屋系列でもそういうお店あるけどね。普通の相席居酒屋よりも、男性が払う値段が高くて、その分お店のキレイさや食事のクオリティが高い感じ。
M 正直パパの質によるけど…ギャラ飲み(飲み会に参加するだけでお小遣いをもらう)だと、最低1万~多くて5万くらいかな。
ギャラ飲みは深夜に行われることが多いから「タクシー代」の体でもらえる。
マンツーのパパになると、物を貢いでくれるタイプの人もいれば、セックスでお金くれるタイプの人もいるから。
──あ、やっぱり体の関係もあるんですね…。ちなみに最高額ってどんな感じですか?
M 最高は今のパパかな。ワンナイトで50万円くらいくれる。その代わり、「俺もう種ないから大丈夫だよ」って言われて、中だしセックスだけど…。
──な か だ し。
M 念のためアフターピルは毎回飲んでる。買っても1万円いかないくらいだし、仕方ないかなってところ。
──ち、ちなみに体の関係の相場はどのくらいなんでしょう…?
M 安い人は3万くらいみたいだけど。私はそんなんじゃ絶対やらないけどね。
──3万って…そんなもんなら風俗やったって稼げるのでは。参考になりました、パパ活も内容はパパになる男性によってピンキリということなんですね。
マッチングサービスだの、パパ用パーティだのいろいろあるらしいけれど……結局のところ、個人でやってしまうと運が悪ければ00年代の悪いイメージの援交と何も変わらない。
風俗やキャバクラは店に守られている。自分へのバック率は減るが、その分危険な目に合わないよう常に監視してくれる他人がいる。 しかし、パパ活は個人での活動。運よく1回50万くれる人がパパになってくれればこっちのものだが、これが1回3万のパパに粘着されることを考えてみたら……。
風俗よりも安い値段で、素人の若い女性を買う。そんな男性、果たしてまともに連絡先ブロックだけで引き下がってくれるのだろうか。
パパ活女子たちも様々な理由で活動する子がいると思う。学費を稼ぎたい子、もっときれいになりたい子…。どんな理由だとしても私が止める権利などないが、お願いだからパパ活女子よ、自分の身は自分で守るんだぞ!
このままだといつか、何か大きい事件が起きるのではないかと心配する今日この頃だ。
ひとまずこれだけは言っておく。いくら「種ないから」とか言われても、絶対に避妊だけはしてね!!
愛するわが子のために励むパパ活ではありません。東京でもはや影日向なく流行している、いわゆる援助交際的な"パパ活"です。
これがもう最近は個人の枠では収まらなくなるほど流行していて、斡旋業者が現れたかと思えば、とうとうマッチングアプリ界まで着々と検索ワードの足を伸ばしている事態になっています。 取材・文:ミクニシオリ 編集:ふじきりょうすけ
流行の発端は「港区女子」ブームから
そもそもの発端は「東京カレンダー」(外部リンク)を発端とする「港区女子」ブームがきっかけ。もともと都内のグルメ雑誌としての色が強かった東京カレンダー。連載小説の合間に東京屈指の高級レストランの紹介を挟むスタイルで、高級住宅街港区に住めるほどのハイスペック女子の上昇と転落、婚活事情などを描く読み物を掲載。
いつの間にか女子にもおじさんにも大流行していきます。
…と、こんな具合でキラキラな生活に憧れを抱いてしまうも、毎日高いレストランで食事はできないOLたちのインスタマウンティングが産んだ弊害(?)、それがパパ活だ。
パパと出会えるビジネス量産問題
そんな、若い女の子に2万の寿司を毎日奢ってくれるバブリーなおっさんとどこで出会えるねん…。と思い、実際に知り合いの港区パパ活女子にいろいろ聞いてみました。今回話を聞いたのは某有名女子大の4年生Mちゃん。就活もパパのコネで内定をもらったというパパ活猛者だ。 ──Mちゃんは、最初どこでパパを見つけたんですか?
M 最初はギャラ飲みだったな。「LINE@」の登録で簡単に行けるんだよね。
──え! その「LINE@」はどうやって知ったんですか…?
M Twitterで有名な斡旋女子大生(外部リンク)がいるの。その子のプロフから簡単に飛べるよ。
──ひえ~! 早速登録してみるです! ──飲みに行ったらタクシー代がもらえるギャラ飲み、ほぼ毎日開催されてる…。どんだけ金余らせてるんだ港区おじさん…。
M 最初は飲み会だけど、気の合う人がいたら一人に絞って会う。その方がお金になることが多いんだよね。
マッチングサービスで簡単にパパを乗り換え
M それに今はパパ活用のマッチングサービスもたくさん出てるから、悪質なパパに捕まったら速攻で乗り換えるよ。金払いの悪い人とか。──ネットで恋人はおろか、足長おじさんまで見つけられる時代になったんですねえ…。
M 私が使ってるのは「シュガーダディ」とか、最近リリースになった「パパット」とかかな。「シュガーダディ」はよくTwitterでも話題になってるよ。
──「#シュガダ」で検索すると地獄絵図が広がっているので興味がある方は検索してみてね…。使い方はどんな感じなんですか?
M 普通のマッチングアプリと変わらないよ。自分のプロフ登録して、相手からいいねをもらったり、逆に送ったりしてマッチングして、気が合ったら会ってみるって感じ。 ──うわ…インターネット異性紹介事業届出番号とか書いてある。パパ斡旋も立派なビジネスでありサービスとして成り立ってるのか…。
パパ活向けのリアル街コンや相席バーも存在
M 私はあんまり使ったことないけど、レベルの低いパパでいいならリアルの街コンや相席バーでも会えるよ。──そうなんだ!相席バーってあの有名な相席屋とは別なんですか?
M 相席屋系列でもそういうお店あるけどね。普通の相席居酒屋よりも、男性が払う値段が高くて、その分お店のキレイさや食事のクオリティが高い感じ。
──行けば誰かしらに出会える相席屋も当初びっくりしたけど、行けばパパに出会えちゃうバーってやばいですね。本当に誰でも始められちゃうんだな~。
実際の金額相場と活動内容~ギャラ飲みから中だしセックスまで~
──実際パパ活の金銭相場ってどんな感じなんですか?M 正直パパの質によるけど…ギャラ飲み(飲み会に参加するだけでお小遣いをもらう)だと、最低1万~多くて5万くらいかな。
ギャラ飲みは深夜に行われることが多いから「タクシー代」の体でもらえる。
マンツーのパパになると、物を貢いでくれるタイプの人もいれば、セックスでお金くれるタイプの人もいるから。
──あ、やっぱり体の関係もあるんですね…。ちなみに最高額ってどんな感じですか?
M 最高は今のパパかな。ワンナイトで50万円くらいくれる。その代わり、「俺もう種ないから大丈夫だよ」って言われて、中だしセックスだけど…。
──な か だ し。
M 念のためアフターピルは毎回飲んでる。買っても1万円いかないくらいだし、仕方ないかなってところ。
──ち、ちなみに体の関係の相場はどのくらいなんでしょう…?
M 安い人は3万くらいみたいだけど。私はそんなんじゃ絶対やらないけどね。
──3万って…そんなもんなら風俗やったって稼げるのでは。参考になりました、パパ活も内容はパパになる男性によってピンキリということなんですね。
パパ活も結局のところただの援助交際
港区女子の話によれば「パパ活も人間関係。いいパパに出会えないと稼げない」という話らしい。マッチングサービスだの、パパ用パーティだのいろいろあるらしいけれど……結局のところ、個人でやってしまうと運が悪ければ00年代の悪いイメージの援交と何も変わらない。
風俗やキャバクラは店に守られている。自分へのバック率は減るが、その分危険な目に合わないよう常に監視してくれる他人がいる。 しかし、パパ活は個人での活動。運よく1回50万くれる人がパパになってくれればこっちのものだが、これが1回3万のパパに粘着されることを考えてみたら……。
風俗よりも安い値段で、素人の若い女性を買う。そんな男性、果たしてまともに連絡先ブロックだけで引き下がってくれるのだろうか。
パパ活女子たちも様々な理由で活動する子がいると思う。学費を稼ぎたい子、もっときれいになりたい子…。どんな理由だとしても私が止める権利などないが、お願いだからパパ活女子よ、自分の身は自分で守るんだぞ!
このままだといつか、何か大きい事件が起きるのではないかと心配する今日この頃だ。
ひとまずこれだけは言っておく。いくら「種ないから」とか言われても、絶対に避妊だけはしてね!!
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ミクニシオリ
フリーライター
25歳女子フリーライター。ゲスライターミクニ、略してゲスミ。小悪魔ageha、MTRL、日刊SPA!、SODなどで執筆中。クソ恋愛ディスとセックスの話、潜入レポが得意だよ♡
ミクニTwitter
女子ゲス恋愛ライターは日々憂う。
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