細田守「未来のミライ展」に過去作も 『時をかける少女』との共通点とは?

細田守「未来のミライ展」に過去作も 『時をかける少女』との共通点とは?
細田守「未来のミライ展」に過去作も 『時をかける少女』との共通点とは?

未来のミライ展〜時を越える細田守の世界 『時をかける少女』『サマーウォーズ』『おおかみこどもの雨と雪』『バケモノの子』

POPなポイントを3行で

  • 細田守監督の最新作公開にあわせて「未来のミライ展」が開催
  • 場所は東京ドームシティGallery AaMo
  • 体感型展示・テクノロジー・原画・背景画などで映画の世界を再現
細田守監督の映画最新作『未来のミライ』の公開にあわせた企画展が、7月25日(水)から9月17日(月・祝)まで東京ドームシティのGallery AaMoで開催される。

「時を越える細田守の世界」と題した展覧会では、7月20日(金)に公開される最新作の世界を、体感型展示、テクノロジー、原画、背景画などを通じて再現。

さらに『時をかける少女』『サマーウォーズ』『おおかみこどもの雨と雪』『バケモノの子』といった過去作と、『未来のミライ』との関係を分析し、紐解いていく。

細田守『未来のミライ』の作品世界を再現

細田守監督とアニメ制作会社・スタジオ地図による長編アニメ映画『未来のミライ』。
「未来のミライ」予告2
甘えん坊の4歳の男の子・くんちゃんと、未来からやってきた妹・ミライちゃんが織りなすちょっと変わった「きょうだい」の物語は、第71回カンヌ国際映画祭「監督週間」に選出、正式上映が決定するなど、国内外で注目度は高まっている。

公開にあわせてスタートする「未来のミライ展」は、大規模展覧会としては、東京、大阪、富山で延べ13万人を動員した「バケモノの子展」以来。

日本テレビイベント事業部の福井プロデューサーがコンセプトを伝えたところ、細田監督は「映画とは違う、イベントならではの表現で、子どもと大人が一緒に楽しめる空間をつくってほしい」とコメント。

期間中はオリジナルグッズを販売する「スタジオ地図SHOP」も併設される。

『未来のミライ』は『時をかける少女』と共通項が多い

ファンとしては『未来のミライ』の情報はもちろん、過去作との関係性も気になるところ。

細田監督が自ら「描ききれていない」と語るモチーフ「家族」。

『サマーウォーズ』では親戚、『おおかみこどもの雨と雪』では子育てをするお母さん、『バケモノの子』では父親を描いているが、『未来のミライ』で描かれる兄妹は、果たしてどのような家族の姿を見せてくれるのか。 そういった作品の内容に加え、キャラククターの設定やデザインに込められた意味も注目される。

例えば、『未来のミライ』のポスターは、『サマーウォーズ』以降続いたキャラクターが仁王立ちするものではない。

細田守監督/2017年12月13日に行われた製作発表会の様子

製作発表会では「『時をかける少女』のポスターは、女の子の生き生きとした姿が未来に直結すると思ってつくった。今回も、子どもが持つダイナミズムそのものが未来だと思ったので、それを感じてもらえるようにしたかった。そういう意味で『時をかける少女』とは共通項が多い」と語っていた細田監督。

過去作を引き合いに出しながら最新作が紐解かれる、ファンとしては見逃せない展覧会になりそうだ。

(c)2006 TK/FP (c)2009 SW F.P. (c)2012 W.C.F.P (c)2015 B.B.F.P (c)2018 CHIZU

続々発表されるノベライズや一挙放送

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イベント情報

未来のミライ展〜時を越える細田守の世界 『時をかける少女』『サマーウォーズ』『おおかみこどもの雨と雪』『バケモノの子』

会期
2018年7月25日(水)~ 9月17日(月・祝)
会場
東京ドームシティ Gallery AaMo(文京区後楽 1-3-61)
時間
10:00 - 18:00(17:30最終入場)※予定
主催
日本テレビ放送網、ムービック・プロモートサービス、東京ドーム、KADOKAWA
特別協力
スタジオ地図
協力
面白法人カヤック

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