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これがプロの視点…! 宇宙技術開発社によるゼロ・グラビティ評がアツい

これがプロの視点…! 宇宙技術開発社によるゼロ・グラビティ評がアツい

画像は「'Gravity' - NASA's Real-Life Images from Space」より

2014年3月2日に発表された第86回アカデミー賞にて、監督賞、視覚効果賞ほか最多7部門を受賞した『ゼロ・グラビティ』。宇宙空間に投げ出された極限状態を迫力ある映像と音声で表現し、映画ファン以外からも大きな評価を集めたこの作品を、国内の宇宙開発事業にて多くの実績を持つ宇宙技術開発株式会社が、同作を解説する「特集」コンテンツをWebにて公開した。

はやぶさ、H2ロケットなど国内プロジェクトに関わる同社ならではの視点

宇宙技術開発株式会社は、1968年より宇宙関連業務を開始し、1983年に株式会社化された国内の宇宙開発事業を担う老舗企業。近年では、はやぶさ2の運用設計や飛行安全解析や、H2ロケットの打上運用にも関わっている。

そんな同社がWebサイトに掲載した「映画ゼロ・グラビティについて」は、そんなプロの視点から『ゼロ・グラビティ』の各シーンにおける疑問点を30箇所に分けて分析している。と聞くと、プロの視点から作中シーンについて、揚げ足を取るようなものを想定されるかもしれない。そんな印象を抱くだろう読者に向けて、冒頭ではこのように記されている。

以下にこの映画を見ながら疑問に思ったことをいろいろ解説しますが、宇宙空間での描写を描いた映画の中では間違いなくこの映画は一番良い出来です。取り上げた他にも沢山突っ込みどころはあると思いますが、あら探しではないので、これを網羅することはしません。これだけの映画を作った製作スタッフには敬意を表します。 「映画ゼロ・グラビティについて」より

そんな特集内では、スペースシャトルの飛行姿勢に誤りがある点や、宇宙空間に飛ばされた人物が片手でハッチをを掴んで九死に一生を得るのは握力的に不可能だということなど、プロならではの視点から演出面について指摘。

ただそれらも決して批判的なものではなく、作品愛がベースにあることがわかり、興味深く読むことができる。また、作中に登場するソユーズ宇宙船の操縦方法はかなり正確だと評価している箇所もあり、同作ファンならば、一見の価値があると言えるだろう。

注意すべきなのは、各シーンごとに細かく分析しているため、どうしてもネタバレを避けられないところ。近日中に修正・補足を行う予定ということなので、まだ未見の方はぜひ作品を楽しんでからのお楽しみとして、この特集に触れてみてほしい。

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