KAI-YOU.netでは、4月29日(金・祝)、4月30日(土)にかけて、幕張メッセで開催されている「ニコニコ超会議2016」の現場をレポートしています。
ブースナンバー「HALL8-108」の「超フードコートエリア」にはさまざまな飲食ブースが軒を連ねますが、なかでも気になるのが「オープンソース焼きそば」。 2015年9月、ドワンゴを退職したというエンジニアのブログによって、「ドワンゴのエンジニアはニコニコ超会議で焼きそばをつくらされる」ことがネット上で話題になりました。
はたしてブースに出展しているエンジニアさんは、実際にあのブログのことをどう思っているのでしょうか? 直撃して話を聞いてみました。
文・写真 松本塩梅
ニコニコ動画、ニコニコ静画、ニコニコ生放送に関わるエンジニアが監修しており、それぞれ「超うまカラ焼きそば」「超うまクロ焼きそば」「超うまトマ焼きそば」というオリジナルの焼きそばをつくり出しました。価格は各800円です。
開幕直前だけあって、ブースでは着々と焼きそばがつくられていました。白衣を着ているドワンゴ社員のエンジニアが10名ほどと、飲食店経験者を含むアルバイトスタッフで運営しているとのこと。
ブログへのカウンターというよりは「エンジニアも楽しんで超会議に参加しているのを見せたかった」といいます。 エンジニアが首から提げているスタッフカードには、「私達は自らの希望で焼きそば担当になりました。」の文字。あくまで強制ではなく「自ら」という小さなアピール。
賛否両論あったブログの内容でしたが、ドワンゴ社員たちはどう思っているのでしょう?
ドワンゴ社員さん 初回の超会議では担当を勝手に割り振られたんですね。君はこのブースだ、みたいに。たしかにそれで不満も多かった。
でも、2回目以降はオペレーションも改善してきて、自分たちで希望してブースも出せるようになったんです。なので、そういう不満もほとんどなくできているなって。『まぁ、昔はそうだったよね』くらいの捉え方をしています。
でも、それをムキになって否定するのもなんだし、わかる人はわかっているからいいや、という感じですかね。今回の焼きそばブースは完全に有志です。
ただ、ああいうふうに記事になっちゃって、その時の反省もあって、今はちゃんと改善しているし、エンジニアも楽しんで参加しているんだよっていうのを表現したい人たちで運営しています。 たしかに、実際に立ち働くエンジニアスタッフはキビキビと楽しそうに見えます。ただ、“ドワンゴらしさ”をテーマにつくった焼きそばに、なぜか「超うまクロ」とブラックカラーがあったことについては突っ込んで聞くのがはばかられました。
もっとも「なんでクロなんですかねー!?(笑)」という感じだったので、ネタにしている印象も……。 「一応、エンジニアっぽく、販売数をカウントするボタンも作りました」とのことで、ブース入り口の液晶画面にほぼリアルタイムで反映されていきます。人気の焼きそばもひと目でわかります。
「コンセプトが『ピザソースと焼きそばソースの新しい出会い』で、ちょっと何言ってるかわかんないって感じなんですけど。実際食べてみると意外に合う!って思えるので」 パックを開くと、ピザを思わせるトマトソースの香りが一気に立ち上ります! 仕上げにかけたパルメザンチーズのコクも良い感じ。
具材は、玉ねぎ、キャベツ、もやし。ひと口目は「お、俺はいま何を食べているんだ……」と謎が浮かぶのですが、スパゲティナポリタンとも、また違う風味。
食べ進めるごとに「焼きそば(ピザ味)」と表現するほか無くなっていく発明品。美味しいか美味しくないかでいったら、正直、美味しいです。
辛味はないので、お子さんでも食べやすいのではないでしょうか。
ドワンゴエンジニア有志の試行錯誤がつまったソースのレシピ。どうぞオープンソースらしく、各々のご家庭や飲食店で進化させ、さらなる高みを目指す焼きそばとして、来年の超会議にてお目見えするのを楽しみにしております。
ブースナンバー「HALL8-108」の「超フードコートエリア」にはさまざまな飲食ブースが軒を連ねますが、なかでも気になるのが「オープンソース焼きそば」。 2015年9月、ドワンゴを退職したというエンジニアのブログによって、「ドワンゴのエンジニアはニコニコ超会議で焼きそばをつくらされる」ことがネット上で話題になりました。
はたしてブースに出展しているエンジニアさんは、実際にあのブログのことをどう思っているのでしょうか? 直撃して話を聞いてみました。
文・写真 松本塩梅
3種のオープンソース焼きそばを販売
「オープンソース焼きそば」ブースで提供されている焼きそばは3種類。ニコニコ動画、ニコニコ静画、ニコニコ生放送に関わるエンジニアが監修しており、それぞれ「超うまカラ焼きそば」「超うまクロ焼きそば」「超うまトマ焼きそば」というオリジナルの焼きそばをつくり出しました。価格は各800円です。
開幕直前だけあって、ブースでは着々と焼きそばがつくられていました。白衣を着ているドワンゴ社員のエンジニアが10名ほどと、飲食店経験者を含むアルバイトスタッフで運営しているとのこと。
焼きそばをつくるエンジニアさんに突撃取材
エンジニアさんたちに話をうかがってみると、もともと「オープンソース焼きそば」ブースは、件のブログを発端にスタート。ブログへのカウンターというよりは「エンジニアも楽しんで超会議に参加しているのを見せたかった」といいます。 エンジニアが首から提げているスタッフカードには、「私達は自らの希望で焼きそば担当になりました。」の文字。あくまで強制ではなく「自ら」という小さなアピール。
賛否両論あったブログの内容でしたが、ドワンゴ社員たちはどう思っているのでしょう?
ドワンゴ社員さん 初回の超会議では担当を勝手に割り振られたんですね。君はこのブースだ、みたいに。たしかにそれで不満も多かった。
でも、2回目以降はオペレーションも改善してきて、自分たちで希望してブースも出せるようになったんです。なので、そういう不満もほとんどなくできているなって。『まぁ、昔はそうだったよね』くらいの捉え方をしています。
でも、それをムキになって否定するのもなんだし、わかる人はわかっているからいいや、という感じですかね。今回の焼きそばブースは完全に有志です。
ただ、ああいうふうに記事になっちゃって、その時の反省もあって、今はちゃんと改善しているし、エンジニアも楽しんで参加しているんだよっていうのを表現したい人たちで運営しています。 たしかに、実際に立ち働くエンジニアスタッフはキビキビと楽しそうに見えます。ただ、“ドワンゴらしさ”をテーマにつくった焼きそばに、なぜか「超うまクロ」とブラックカラーがあったことについては突っ込んで聞くのがはばかられました。
もっとも「なんでクロなんですかねー!?(笑)」という感じだったので、ネタにしている印象も……。 「一応、エンジニアっぽく、販売数をカウントするボタンも作りました」とのことで、ブース入り口の液晶画面にほぼリアルタイムで反映されていきます。人気の焼きそばもひと目でわかります。
せっかくなのでオススメの焼きそばを食べてみた
オススメの焼きそばを聞いてみると「超うまトマ」をオススメされました。「コンセプトが『ピザソースと焼きそばソースの新しい出会い』で、ちょっと何言ってるかわかんないって感じなんですけど。実際食べてみると意外に合う!って思えるので」 パックを開くと、ピザを思わせるトマトソースの香りが一気に立ち上ります! 仕上げにかけたパルメザンチーズのコクも良い感じ。
具材は、玉ねぎ、キャベツ、もやし。ひと口目は「お、俺はいま何を食べているんだ……」と謎が浮かぶのですが、スパゲティナポリタンとも、また違う風味。
食べ進めるごとに「焼きそば(ピザ味)」と表現するほか無くなっていく発明品。美味しいか美味しくないかでいったら、正直、美味しいです。
辛味はないので、お子さんでも食べやすいのではないでしょうか。
もちろんレシピはオープンソースで
レシピはすべてソフト開発のためのウェブサービス・GitHub上の「Open source recipe of yakisoba-sauces for chokaigi 2016」で公開中。「いつもソース(コード)をつくるエンジニアがつくったソースのレシピをオープンソースで」と言いたかっただけだろ! というツッコミは野暮というもの。ドワンゴエンジニア有志の試行錯誤がつまったソースのレシピ。どうぞオープンソースらしく、各々のご家庭や飲食店で進化させ、さらなる高みを目指す焼きそばとして、来年の超会議にてお目見えするのを楽しみにしております。
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イベント情報
ニコニコ超会議2016
- 会期
- 2016年4月29日(金・祝)10:00~18:00(最終入場17:30)
- 2016年4月30日(土)10:00~17:00(最終入場16:30)
- 会場
- 幕張メッセ国際展示場1~11ホール+イベントホール
- 主催
- ニコニコ超会議実行委員会
- 入場券
- 1日券
- 前売1,500円 当日2,000円
- 通し券
- 前売2,500円
- 優先入場券
- 1日券1,600円 通し券2,700円 ※先行販売のみ
- ※未就学児無料
- ※通し券の当日販売はございません。
関連リンク
連載
ニコニコ動画、ニコニコ生放送で知られるniconicoのほぼすべてを地上に再現した「ニコニコ超会議2016」を突撃リポート! 例年幕張メッセを舞台に「ゲーム実況」「歌ってみた」「踊ってみた」「つくってみた」「描いてみた」など、ニコニコ動画やニコニコ生放送から生まれたユーザー文化などが一堂に会するニコニコ最大のイベントです。 超お化け屋敷や超歌舞伎など注目のブースや、人気コスプレイヤーさんたちのフォトレポートなどなど開催前の情報から当日の様子、そして話題のあの人へのインタビューなど、会場の熱気をリアルタイムにお伝えしていきます!
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