昨年10月26日から放映された映画「劇場版 魔法少女まどか✩マギカ[新編]叛逆の物語」の大ヒットは記憶に新しいのではないでしょうか。そんな「まどマギ」を題材とした法律解説同人誌「デビルほむほむ 劇場版法学特別特別講座──宇宙人をどう追い出すか」が、2013年12月29日のコミックマーケット85にてサークル「QB被害者対策弁護団」から頒布されました。
現在、同人ショップ・とらのあななどでも展開されているこの冊子、現役弁護士が監修していたりと、一見フザけた見た目とは裏腹にかなり本格的な内容となっています。現役法学部生の間でも話題となった「まどマギ」法律解説本シリーズの最新作ということで、紹介してみたいと思います!
まずはこの表紙。「デビルほむほむ 劇場版法学特別特別講座-宇宙人をどう追い出すか-」というゴシック体のタイトルが目を引きます。
「奪還せよ、私の銀の庭」とキャッチコピーがありますが、同映画EDタイトルの「君の銀の庭」にかけています。このサークルが頒布している「まどマギ×法律」本はいずれもこのようなパロディが多く使われています。 裏表紙にも、ネットではお馴染みの「〝事故〟る奴は…〝不運〟(ハードラック)と〝踊〟(ダンス)っちまったんだよ」などの名台詞で知られる「特攻の拓」のパロディなど、有名なマンガのネタをふんだんに使用しています。
本文にも「あのネタだな(笑)」と笑ってしまうネタが仕込まれているため、楽しみながら文章が読めるのが特徴的です。
「法律なんてわからないし、考察って難しいんでしょ」と思われるかもしれませんが、知識がなくても挿絵と一緒に丁寧に説明してくれているし、先ほどもお伝えしたがフフッと笑いながら読めるため、何の苦もありません。
むしろ、実際の法律に当てはめるとこうなってしまうのか……などと感心させられながら先が読みたくなる魔力がこの冊子にはあります。 文章の構成ですが、各キャラ達のバストアップのイラスト横に、いかにもキャラが喋っているように文が載っています。もちろん正確・詳細に伝えたい部分は註として真面目に書かれているので、法律の目線でもしっかりとした読み応えがあります。元法学生が執筆、現役弁護士が監修しているというだけあって、かなり踏み込んだわかりやすい説明となっています。
詳しい内容までは是非購入してほしいのでここではお伝えしませんが、「まどマギ」を知っている方には是非とも読んでいただきたい一冊です。同サークルでは、「まどマギ」と法律を絡めた同人誌が既に何冊か頒布されていて、シリーズ化しています。どの本から読んでも問題ないので、そちらもオススメです!
執筆者:ぴの
現在、同人ショップ・とらのあななどでも展開されているこの冊子、現役弁護士が監修していたりと、一見フザけた見た目とは裏腹にかなり本格的な内容となっています。現役法学部生の間でも話題となった「まどマギ」法律解説本シリーズの最新作ということで、紹介してみたいと思います!
本格的法律考察本
まずはこの表紙。「デビルほむほむ 劇場版法学特別特別講座-宇宙人をどう追い出すか-」というゴシック体のタイトルが目を引きます。
「奪還せよ、私の銀の庭」とキャッチコピーがありますが、同映画EDタイトルの「君の銀の庭」にかけています。このサークルが頒布している「まどマギ×法律」本はいずれもこのようなパロディが多く使われています。 裏表紙にも、ネットではお馴染みの「〝事故〟る奴は…〝不運〟(ハードラック)と〝踊〟(ダンス)っちまったんだよ」などの名台詞で知られる「特攻の拓」のパロディなど、有名なマンガのネタをふんだんに使用しています。
本文にも「あのネタだな(笑)」と笑ってしまうネタが仕込まれているため、楽しみながら文章が読めるのが特徴的です。
なぜ考察本がこんなにも面白いのか
肝心の内容ですが、今回はキュゥべえが新作映画の中でしでかした罪を洗いざらい羅列し、その上でその行為にはどのような法律が適応されるのかなどを真面目に考察しています。「法律なんてわからないし、考察って難しいんでしょ」と思われるかもしれませんが、知識がなくても挿絵と一緒に丁寧に説明してくれているし、先ほどもお伝えしたがフフッと笑いながら読めるため、何の苦もありません。
むしろ、実際の法律に当てはめるとこうなってしまうのか……などと感心させられながら先が読みたくなる魔力がこの冊子にはあります。 文章の構成ですが、各キャラ達のバストアップのイラスト横に、いかにもキャラが喋っているように文が載っています。もちろん正確・詳細に伝えたい部分は註として真面目に書かれているので、法律の目線でもしっかりとした読み応えがあります。元法学生が執筆、現役弁護士が監修しているというだけあって、かなり踏み込んだわかりやすい説明となっています。
詳しい内容までは是非購入してほしいのでここではお伝えしませんが、「まどマギ」を知っている方には是非とも読んでいただきたい一冊です。同サークルでは、「まどマギ」と法律を絡めた同人誌が既に何冊か頒布されていて、シリーズ化しています。どの本から読んでも問題ないので、そちらもオススメです!
執筆者:ぴの
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