豊富なキャラ・ファッション
「ぷそコレ」は、フランスのパリで毎年行われている服飾ブランドの新作発表会「パリコレ」の「PSO2」版。通常は、戦いのために装備を揃えるのですが、「PSO2」はその装備の種類が非常に多彩なため、コスプレのように遊ぶことができるのです。そもそも「PSO2」とは、株式会社セガが運営をしているPC・PlayStation Vita向けの、大規模多人数同時参加型オンラインゲーム(MMORPG)で、インターネット上で友達などと一緒に戦い、遊べるゲームのことを指します。ゲーム内では自分の分身となるキャラクターを細かく設定できる「キャラクタークリエイト」というモードがあり、そこでは体型など身体の細部まで変更することが可能で、腕の太さやバストサイズまで事細かに調整ができます。一人ひとりが全く違うキャラクターを生成することができるため、そのキャラにピッタリの個性あふれるコーディネートが可能となるわけです。
悲劇にもくじけないユーザーの熱い思い
「PSO2」と言えば、9月には、ユーザーのハードディスク内の無関係なファイルが一部削除されるという、アップデートに伴う不具合が発生し、各メディアで取り上げられていました。実は本企画は、そんな歴史的な大事件が起きた今だからこそ、「ユーザーはこんなにもコーデを楽しんでいる」という情熱を運営側に伝えて、モチベーションや創作意欲の糧となってほしいという、健気な思いから企画されたものだそうです。11月9日の開催に向けて多くの有志が集まって、各自がテーマに沿って考えた衣装を身に纏い、一箇所に集めて発表しよう、ぷそファッション誌をみんなで作ってみよう! という代表者さんの夢は無事に叶い、大成功のうちに幕を閉じたということです。
世界で1つだけのファッション雑誌
「ぷそコレ」雑誌
画像は全部で1000枚近くあり、各ユーザーのファッションを披露するだけでなく、「シップ」と呼ばれる各ゲームサーバー毎のストリートスナップからサーバーごとのファッショントレンドを分析したり、着こなし術やメイク術なども紹介されていて、本当にファッション誌と見まがうばかりの高い完成度の〝誌面〟になっています。
そちらに掲載されている、超美麗なグラフィックのパリコレに勝るとも劣らない美男美女の競演によるコーディネートの一部をご紹介。中にはモデルとなったアニメなどのキャラもいるので、元ネタが何かを考えながら見ると面白いかもしれません。
イメージジャンル:『可愛い』
モデル:あるっち・Dさん…エンゼルパフューム、ゴールドスターピアス、パフュームインカム、コサージュリボン。みんな抱きしめて!銀河の果てまでー!
モデル:スピネルさん…ヴァルギリス海、ヴェルトラムヘッドギア、ホワイトハートバレッタ、ゴールドスターピアス。ギャルっぽい可愛さ作ってみたよ!
モデル:みおさん…ケンランバカマ、ハイビスカス、白かんざし、ウルスライヤリング、紅葉姫。戦うハイカラさん。
イメージジャンル:『クールビューティー』
モデル:アスカさん…ロングツインテール、ゼルシウス、マリーカチューシャ、パイレーツアイパッチ。高飛車な女の子です。
モデル:ミクさん…ハートブレイカー、アリスヘッドギア、赤縁メガネ、チークスター黒、タトゥー、初音ミクヘアー。
モデル:フィル?さん…ヘレティッククイーン葉のオーダーメイドカラー、Nシュヴァンツセンサー、ローゼンロングテール、ヤスミノコフ9000M。クールといえばヘレクイだよ系ヒュマ子。
イメージジャンル:『格好いい』
モデル:甘寧さん…パンツスイムウェア、ブラウンテンガロン、ラウンドサングラス頭上、ドクロネックレス、パイレーツMタトゥA。
モデル:伊達政宗さん…ラークバルバトス、パイレーツアイパッチ。
モデル:グルフ…アスリートスイムウェア影、ラウンドサングラス 頭の上、ヴォルドラタトゥーM、ウェーブボード。鍛えぬいたボディラインを隠さずワイルドに遊べ!
イメージジャンル:『ジェンダーフリー』
モデル:ユーリア…センシアスコート桜、姫かんざし、クールハイビスカス、ウルスライヤリング、ファニーブーケライフル、リア/シフォンプラパ、アーム/シフォンドーレ。男性で成人女性を表現することにこだわりました。
モデル:ブラー息子…カナギセイカイ紅、レッドパール。無月大幣。
モデル;だっちゅ…ゆるふわシニヨン、赤縁メガネ、ピンクチェリーピアス、ホワイトフォックステイル、ピンクパンサーVパンツ。
ファッションへのこだわり
アウラ流「美しいSS」へのこだわり
この企画では、オリジナルコーディネートをスクリーンショットで撮る際のこだわりを追求したページもあります。同じ衣装などでも、撮り方によって伝わる感じが全く違うということを、アウラさんという方がキャラクター画像と共に紹介しています。
光のシャワースポットで撮影することで美しく、そしてクリアに撮影することができる第一のこだわり
光だけではなく、影も効果的に使うことでSSにリアリティを与えてくれる第二のこだわり
角度やアングル次第で自分のキャラを小さくも大きくも撮ることができる第三のこだわり
こだわりの一部をご紹介しましたが、スクリーンショット1つ撮るのにも、様々な手法があることが垣間見れます。こだわりを持つことによって、これだけ素敵なものが撮影できるなんて奥が深いですね。
次のページでは、筆者がその場でキャラをつくってみます!

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