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VOCALOIDは衰退した? その理由を淡々と解説する動画が話題

VOCALOIDは衰退した? その理由を淡々と解説する動画が話題

※画像は全て【ゆっくり雑談】「なぜボーカロイドは衰退したのか」を解説する/スクリーンショット

ニコニコ動画の「歌ってみた」カテゴリーで活動する男性歌い手・鋼兵さんによる動画「なぜボーカロイドは衰退したのか?」が公開され、各所で反響を呼んでいる。

動画では、ニコニコ動画で隆盛を極めた「VOCALOID」カテゴリにおける昨今のうつり変わりと現状について、鋼兵さんの主観や推測が多く混じりつつも、広範なニコニコ文化の知識を動員しつつ、約20分に渡り語られている。

ニコニコ動画における「VOCALOID」

【ニコニコ動画】【ゆっくり雑談】「なぜボーカロイドは衰退したのか」を解説する



動画冒頭では、「最近歌いたくなるボカロ曲がなくなってきている。ぶっちゃけボーカロイド自体が下火になってきている」といきなり鋭い提起を突きつける。

「ここ1年で突然勢いがなくなったというか、株の大暴落みたいに一気に数字が伸びなくなった」「今年にはいって半年が過ぎた6月26日現在で20万再生を超えた作品が14作品しかない」「2、3年前は100万再生連発してたのに…」と具体的な数字を挙げて説明。

「VOCALOID」といえば、「THE IDOLM@STER」「東方Project」と並び、ニコニコ動画では「御三家」と呼ばれるほどの人気カテゴリだった。しかし、ニコニコ内の動画の総合ランキングで、ボカロ曲が高順位を獲得していた時代は過ぎ去り、現在は低迷していると動画では続けている。

ボカロ衰退の要因その1「初音ミクのプロデュースを蔑ろにしたから」

では、ボカロはなぜ衰退してしまったのだろうか? 動画では、ボカロのバブル崩壊は、その文化の誕生と発展の特異性、そしていくつかの要因が重なり「起こるべくして起きた事象」だと述べている。

そもそもボカロとは、一つの音楽ツールでしかなかった合成音声に、可愛らしいキャラクター性を付与することで生まれた「初音ミク」を中心とした現象だった。そこに目をつけた才能あるオタクたちが「新しいおもちゃ」として育み、発展させていったのがボカロ文化だ。

昔はみんながミクに歌わせ、踊らせ、曲をつくり、演技をさせ、しゃべらせ、衣装を着せ、イラストを描くなど、曲を披露するだけでなく多種多様なジャンルで「初音ミク」をプロデュースするボカロPが数多く存在したと語る鋼兵さん。つまり「ミク」というアイドルそのものが人気になったことで、ボカロ文化自体も人気カテゴリとして成長したというあんばいだ。

しかしながら、最近流行したボカロ曲をみてみると、初音ミクのキャラクター性とは関係なく、音楽家のじんさんによる「カゲロウプロジェクト」のように、プロジェクトやシリーズといった楽曲群単位のファンが多くなっている。現在では製作者サイドも、固定のファンがつけば数字を安定させ、アニメ化を狙うなどのメディアミックスも視野に入れているという。

上述したように、歌っているボカロキャラとは全く関係ない、世界観で人気が出ている「シリーズもの」がカテゴリを席巻しているのが現在のボカロシーンの状況だ。

ボカロが発展した重要な要素「ボカロキャラ自体のアイドル性」をなくし、「歌わせる機械」として使用しはじめてしまったことが衰退の1つの要因だと提起している。

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