6月も半ばに入り、全国的に梅雨のシーズンが到来。梅雨といえば、「雨が多くて憂鬱な季節」というイメージが強いですよね。
筆者も「湿気で髪の毛は広がるし、洗濯物は外に干せないし、出かけるのも面倒くさい。そんな時は家でごろごろするしかない……!」ということで、休日はお布団から抜け出せないという状況に陥っています。
それだけではなく、体調を崩しやすかったり、だるさや疲れを感じやすくなるということもあり、梅雨は1年の中でも不調を感じやすい時期ともいえます。
では、なぜ梅雨の時期になるとだるさや疲れやすさを感じてしまうのでしょうか? 天気のせい? 運動不足? それとも気合いが足りない……?
実は、そんな梅雨ストレスによる不調=「梅雨だる」の原因は、日々の食事に隠れているかもしれません!
ということで今回は、元管理栄養士の筆者がその原因を食生活の面から考え、「梅雨だる」解消に向けた食事のポイントをご紹介したいと思います!
すると、およそ7割以上の人が「だるい」「疲労感を感じる」「憂鬱な気分になる」「やる気がしない」など、身体的にも精神的にも不調を抱えていることが明らかとなりました。
中にはこれらの不調に対し「5月病を引きずっている」という人もいますが、「梅雨だる」の症状は、倦怠感・頭痛・生理痛・腰痛・肩こり・便秘や下痢などの胃腸障害・膀胱炎・肌トラブル・憂鬱感など、非常に幅広いのが特徴です。皆さんもいずれかの症状で心当たりがあるのではないでしょうか?
その原因としてよくあげられるのが、低気圧や湿度の上昇などの気象条件です。自律神経の働きが乱れたり、発汗がスムーズに行えなくなるので、身体の不調を起こしやすくなります。
また、クーラーを使い始める時期ということで、知らず知らずのうちに身体が冷え、血行不良や慢性疲労を引き起こしている場合も。
朝食は抜き、昼はコンビニ弁当かファーストフード、夜は揚げ物や肉・魚料理が多く野菜はほぼ食べない……なんていう食生活を送っていませんか?また、ストレス解消のために甘いものを食べているという人も多いかもしれません。
偏った食生活は、ビタミンやミネラルの不足を引き起こします。すると身体はストレスと戦えずにイライラしたり、疲労物質が分解されず、疲れやだるさを感じるようになってしまいます。
また、お菓子など糖質の多いものは、疲労回復や神経機能を正常に保つビタミンB1を消費してしまうため、せっかくストレス解消のために食べたはずが、余計疲れを感じやすくなるという負のループに……。
さらに食欲がないときや、タバコ、お酒もビタミンB1を消費するため、このような条件がいくつも重なっている人は要注意です。
例えば、白米を玄米に、食パンを全粒粉パンに、うどんをそばにというふうに置き換えるだけでも、ビタミンB1の摂取量を増やすことができます。
さらにビタミンB1は、豚肉やレバーなどの肉類、にんにく、大豆などにも多く含まれており、効率よく摂るためにおすすめなのが、豚汁です。野菜もたっぷり入っていますし、さらにネギを加えると、アリシンという香気成分がビタミンB1と結びついて、より疲労回復に効果的です。
また、疲れやだるさを解消するには、ビタミンやミネラルをバランスよく摂取して身体の代謝を高めることも重要! そのためには多種類の野菜を摂るようにしましょう。生の野菜はそんなにたくさん食べられない……という人は、茹でたり蒸したりすると野菜自体のかさが減って食べやすくなります。
この時期の悩みとして抱えやすい「梅雨だる」。疲労回復に効果的な食事とともに、適度な運動や十分な睡眠も加えながら、憂鬱な梅雨を乗り切りましょう!
執筆者:きくちみずほ
筆者も「湿気で髪の毛は広がるし、洗濯物は外に干せないし、出かけるのも面倒くさい。そんな時は家でごろごろするしかない……!」ということで、休日はお布団から抜け出せないという状況に陥っています。
それだけではなく、体調を崩しやすかったり、だるさや疲れを感じやすくなるということもあり、梅雨は1年の中でも不調を感じやすい時期ともいえます。
では、なぜ梅雨の時期になるとだるさや疲れやすさを感じてしまうのでしょうか? 天気のせい? 運動不足? それとも気合いが足りない……?
実は、そんな梅雨ストレスによる不調=「梅雨だる」の原因は、日々の食事に隠れているかもしれません!
ということで今回は、元管理栄養士の筆者がその原因を食生活の面から考え、「梅雨だる」解消に向けた食事のポイントをご紹介したいと思います!
どうして「梅雨だる」になるの?
女性の心身に関する健康情報を発信している「ウーマンウェルネス研究会 supported by Kao」では、首都圏在住の20代から50代の女性425人を対象に実施した「身体や精神面の不調が出やすい梅雨時期の過ごし方に関する意識調査」を実施。すると、およそ7割以上の人が「だるい」「疲労感を感じる」「憂鬱な気分になる」「やる気がしない」など、身体的にも精神的にも不調を抱えていることが明らかとなりました。
中にはこれらの不調に対し「5月病を引きずっている」という人もいますが、「梅雨だる」の症状は、倦怠感・頭痛・生理痛・腰痛・肩こり・便秘や下痢などの胃腸障害・膀胱炎・肌トラブル・憂鬱感など、非常に幅広いのが特徴です。皆さんもいずれかの症状で心当たりがあるのではないでしょうか?
その原因としてよくあげられるのが、低気圧や湿度の上昇などの気象条件です。自律神経の働きが乱れたり、発汗がスムーズに行えなくなるので、身体の不調を起こしやすくなります。
また、クーラーを使い始める時期ということで、知らず知らずのうちに身体が冷え、血行不良や慢性疲労を引き起こしている場合も。
食事の内容も「梅雨だる」の原因に!
もちろん気象条件や冷えは「梅雨だる」の原因の1つではありますが、多くの人が見落としがちなのは「食事」です!朝食は抜き、昼はコンビニ弁当かファーストフード、夜は揚げ物や肉・魚料理が多く野菜はほぼ食べない……なんていう食生活を送っていませんか?また、ストレス解消のために甘いものを食べているという人も多いかもしれません。
偏った食生活は、ビタミンやミネラルの不足を引き起こします。すると身体はストレスと戦えずにイライラしたり、疲労物質が分解されず、疲れやだるさを感じるようになってしまいます。
また、お菓子など糖質の多いものは、疲労回復や神経機能を正常に保つビタミンB1を消費してしまうため、せっかくストレス解消のために食べたはずが、余計疲れを感じやすくなるという負のループに……。
さらに食欲がないときや、タバコ、お酒もビタミンB1を消費するため、このような条件がいくつも重なっている人は要注意です。
「梅雨だる」を制するための食事とは!?
まず、糖質の代謝を助け、疲労物質を分解するビタミンB1を積極的に摂取してみましょう!ビタミンB1は、玄米や胚芽精米などの精製されていない穀類に多く含まれています。例えば、白米を玄米に、食パンを全粒粉パンに、うどんをそばにというふうに置き換えるだけでも、ビタミンB1の摂取量を増やすことができます。
さらにビタミンB1は、豚肉やレバーなどの肉類、にんにく、大豆などにも多く含まれており、効率よく摂るためにおすすめなのが、豚汁です。野菜もたっぷり入っていますし、さらにネギを加えると、アリシンという香気成分がビタミンB1と結びついて、より疲労回復に効果的です。
また、疲れやだるさを解消するには、ビタミンやミネラルをバランスよく摂取して身体の代謝を高めることも重要! そのためには多種類の野菜を摂るようにしましょう。生の野菜はそんなにたくさん食べられない……という人は、茹でたり蒸したりすると野菜自体のかさが減って食べやすくなります。
この時期の悩みとして抱えやすい「梅雨だる」。疲労回復に効果的な食事とともに、適度な運動や十分な睡眠も加えながら、憂鬱な梅雨を乗り切りましょう!
執筆者:きくちみずほ
この記事どう思う?
関連リンク
連載
管理栄養士として病院に勤務していた新人編集部員の筆者が、忙しい社会人の皆さんや学生さんに、身体に良いオススメの健康的なレシピをご紹介! 「食欲の秋」として秋食材を使ったレシピや、時間がない人のための安価なコンビニご飯の健康的な組み合わせ、他にもデスクワークで疲れた身体に良い食事や、夏バテや梅雨だる対策、胃が弱い彼氏につくりたいレシピなど、どこにも載っていない情報をまとめています。
0件のコメント