ハイクオリティなGTA再現動画をつくり出した男たち!
今回のGTAを再現した映像は、アメリカの映像制作チーム・Corridor Digitalによるもの。これまでにも、空を飛ぶスーパーマンの主観視点を再現した映像などをYouTube上で発表しており、いずれも多くの再生数を記録している。
短期間でこれほどまでの再生数を稼いだ、GTAの再現動画を彼らはどのようにつくり出したのだろうか?
驚異の再現性の裏には、DIY精神溢れる様々なアイデアが!
Real GTA: Behind the Scenes
やたらと長い棒にGoProカメラを付けていたり、車から半身を乗り出して撮影したり、スケートボードを使って追いかけながら撮影をしたりと、意外にもアナログな技術や古典的なアイデアが目立つ。 「ドローンを使っているんだろう」とコメントされるほど、なめらかに撮影された映像だが、実はガンマイクなどを付ける長い棒(ブーム)の先にカメラを取り付けて人力で掲げることで撮影されていた。
車を追いかけての撮影では、車間を確保する必要があり、かなり長いブームを掲げて車から乗り出して決死の撮影を敢行しており、その他にもスケートボードを乗りこなして自転車を追走したりしている。
電子的な3DCGでつくられたゲーム空間での事象を現実世界で再現するためには、人間のフィジカルな部分が試されているように動画からは感じられる。 もちろん、原始的なアイデアや努力の他にも、機械制御によってカメラのブレを低減させる装置・ジンバルや、操縦者の重心を感知して進む小型コミューター・IO Hawkなどのハイテクなツールも撮影には登場している。
最新のテクノロジーと、フィジカルな研鑽やアイデアとが融合することで、3DCGの世界を現実世界の映像として再現することができたと言えるだろう。
この映像は、単なる「プロの犯行」というだけではなく、テクノロジーの利活用やアイデア次第では、少人数やアマチュアでも高品質の映像コンテンツを制作することが可能だということを示している。
また、Webを利用することで、作品を多くの人々に届けることができるだろう。
国境や文化の違いに縛られず、双方向のやり取りができるというインターネットのもつ特性は、映像制作をさらに活性化させる可能性もある。
今後も世界各国から上質な動画コンテンツがプロアマ問わずに生産されていくかもしれない。
こんな使い方あるの! 世界No.1コンドームのホラー動画が愛に溢れてる
EDMが若者に見せる夢とは? 映画「We Are Your Friends」予告編公開
映画「寄生獣」改変で物議 フィクションは放射性物質をいかに扱うべきか
EDMが若者に見せる夢とは? 映画「We Are Your Friends」予告編公開
映画「寄生獣」改変で物議 フィクションは放射性物質をいかに扱うべきか
2
この記事どう思う?
関連リンク
0件のコメント