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連載 | #3 はるしにゃんの幾原邦彦論──運命とメンヘラと永遠と

はるしにゃんの幾原邦彦論 Vol.3 ウテナと少女革命の真骨頂にゃん

はるしにゃんの幾原邦彦論 Vol.3 ウテナと少女革命の真骨頂にゃん
はるしにゃんの幾原邦彦論 Vol.3 ウテナと少女革命の真骨頂にゃん
「個人の多数多様性の解放」する革命
従来のジェンダー規範を逃れるウテナの服装と、「守られるお姫さま」より「守る王子様」になりたいという指向性は「性別越境性」を持っている。しかし、こう記述すると一見これは一般的な秩序の安易な「転倒」に見えるかもしれない。しかし、違う。

ここにおいて重要なのは、「男でもなく女でもなく」、ウテナが志向していたのはただ、「性別など無関係に自己と他者に生を吹き込む、凛として気高く、弱き者を支える者」としての「王子様」であるからだ。そもそも「うてな」という語は「花を支えるもの」を表す語であり、よりわかりやすく言えば花びらを守る「がく」である。

フェリックス・ガタリ『分子革命―欲望社会のミクロ分析』批評家の小林秀雄は「美しい「花」がある、「花」の美しさといふ様なものはない」(小林秀雄「当麻」より)と述べたが、そうした個別的に咲き誇る、単独的な本性に従いその生の躍動(エ...

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