フジテレビ深夜アニメ枠「ノイタミナ」の劇場版プロジェクト「Project Itoh」として劇場アニメ化が発表されていた、伊藤計劃さん原作の長編小説『虐殺器官』『ハーモニー』と、伊藤計劃さんと円城塔さんによる『屍者の帝国』の公開月が明らかになった。
まずは『虐殺器官』が10月に公開、続いて『ハーモニー』が11月、そして『屍者の帝国』が12月と、3ヶ月連続で公開される。先に公開される『虐殺器官』と『ハーモニー』のポスタービジュアルも解禁され、それぞれの主人公が、キャラクター原案を担当するイラストレーター・redjuiceさんによって描かれている。
解禁されたポスタービジュアルは、『虐殺器官』の主人公であるクラヴィス・シェパード、『ハーモニー』の主人公である霧慧トァンがそれぞれ大きく描かれており、「地獄は、この頭の中にある。」「わたしの心が、幸福を拒絶した。」というキャッチコピーが印象的なビジュアルに仕上がっている。
『虐殺器官』『ハーモニー』『屍者の帝国』は、34歳の若さで病没した伊藤計劃さんが執筆したSF小説作品。哲学的・思弁的なテーマと、多くのSF作品を引用して構成された重厚さた、確かなエンターテイメント性によって、既存のSF読者以外をも巻き込んだ。
『屍者の帝国』は、生前の伊藤計劃さんが冒頭30枚だけ書き残した作品だが、親交の深かった伊藤さんの盟友・円城塔さんが書き継ぎ完成させた。
今回の「Project Itoh」は、伊藤さんが亡くなってから5年。生前に実現することのできなかった映像化に豪華クリエイター陣によって発足した、注目のプロジェクトとなる。
3作品は、すべて別々のアニメ制作スタジオが決まっており、『虐殺器官』は、『サムライチャンプルー』や『Ergo Proxy』などで知られるmanglobe。『ハーモニー』は、『鉄コン筋クリート』など、劇場作品を多く手がけるSTUDIO4°C。『屍者の帝国』は、『進撃の巨人』や『鬼灯の冷徹』で注目のWIT STUDIOが担当する。
※記事初出時、作品タイトルの一部に語表記がありましたのでお詫びして訂正いたします
執筆者:浅田春乃
まずは『虐殺器官』が10月に公開、続いて『ハーモニー』が11月、そして『屍者の帝国』が12月と、3ヶ月連続で公開される。先に公開される『虐殺器官』と『ハーモニー』のポスタービジュアルも解禁され、それぞれの主人公が、キャラクター原案を担当するイラストレーター・redjuiceさんによって描かれている。
解禁されたポスタービジュアルは、『虐殺器官』の主人公であるクラヴィス・シェパード、『ハーモニー』の主人公である霧慧トァンがそれぞれ大きく描かれており、「地獄は、この頭の中にある。」「わたしの心が、幸福を拒絶した。」というキャッチコピーが印象的なビジュアルに仕上がっている。
ゼロ年代のSF史に残る名作
「Project itoh」劇場特報
『屍者の帝国』は、生前の伊藤計劃さんが冒頭30枚だけ書き残した作品だが、親交の深かった伊藤さんの盟友・円城塔さんが書き継ぎ完成させた。
今回の「Project Itoh」は、伊藤さんが亡くなってから5年。生前に実現することのできなかった映像化に豪華クリエイター陣によって発足した、注目のプロジェクトとなる。
3作品は、すべて別々のアニメ制作スタジオが決まっており、『虐殺器官』は、『サムライチャンプルー』や『Ergo Proxy』などで知られるmanglobe。『ハーモニー』は、『鉄コン筋クリート』など、劇場作品を多く手がけるSTUDIO4°C。『屍者の帝国』は、『進撃の巨人』や『鬼灯の冷徹』で注目のWIT STUDIOが担当する。
※記事初出時、作品タイトルの一部に語表記がありましたのでお詫びして訂正いたします
執筆者:浅田春乃
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