4月19日(日)、東京藝術大学千住キャンパスにて、トークショー&ライブイベント「音楽ファイルの90年代 ─MOD/Trackerの今日的意義を考える」が開催される。
90年代から続く音楽ファイル形式のひとつであるMODファイル、そしてその作成ソフトウェアの総称であるTrackerに焦点をあて、チップチューンやネットレーベルといった今日の音楽文化への影響を論じるというもの。トークセッションの後には、チップチューンの領域で活動するアーティストによるライブパフォーマンスも行われる。
しかし、現在ではMP3ファイルなどに代表されるオーディオデータが主流となり、MODはすでに過去の技術となりつつある。「音楽ファイルの90年代」は、そんなMODの技術や文化を切り口に、それらが現在の音楽文化にどのように息づいているのか、様々な見地からの発表者を招いて議論するというイベントである。
前半のトークセッションには、東京芸術大学の准教授をつとめる社会学者・毛利嘉孝さんや、90年代に日本初のネットレーベル「カミシモレコーズ」を主宰していたゲーム音楽研究者・田中治久さんらが登壇。
後半に行われるライブパフォーマンスでは、アイドルユニット・乃木坂46や作曲家・坂本龍一さんのトリビュートアルバムなどへの楽曲提供を行うtaropeterさん、ハードコアテクノユニット「KARATECHNO」の一員として、インターネット音楽の黎明期より活動を続けているBUBBLE-Bさん、巫女装束姿で様々なデバイスを用いたパフォーマンスで注目されるOmodakaさんと、MODやTrackerを熟知したアーティストが揃う。
トークセッションやライブパフォーマンスを通して、現在の音楽文化の系譜をたどることができるイベントになりそうだ。
90年代から続く音楽ファイル形式のひとつであるMODファイル、そしてその作成ソフトウェアの総称であるTrackerに焦点をあて、チップチューンやネットレーベルといった今日の音楽文化への影響を論じるというもの。トークセッションの後には、チップチューンの領域で活動するアーティストによるライブパフォーマンスも行われる。
MODとは?
Fasttrackerで制作された楽曲「Satellite One by Purple Motion」
MODは、アメリカのコモドア社のコンピューター・Amigaから生まれた音楽ファイル形式。90年代にインターネットの普及とともに世界各国に広まり、デジタル音楽の世界に大きな革命をもたらした。しかし、現在ではMP3ファイルなどに代表されるオーディオデータが主流となり、MODはすでに過去の技術となりつつある。「音楽ファイルの90年代」は、そんなMODの技術や文化を切り口に、それらが現在の音楽文化にどのように息づいているのか、様々な見地からの発表者を招いて議論するというイベントである。
前半のトークセッションには、東京芸術大学の准教授をつとめる社会学者・毛利嘉孝さんや、90年代に日本初のネットレーベル「カミシモレコーズ」を主宰していたゲーム音楽研究者・田中治久さんらが登壇。
後半に行われるライブパフォーマンスでは、アイドルユニット・乃木坂46や作曲家・坂本龍一さんのトリビュートアルバムなどへの楽曲提供を行うtaropeterさん、ハードコアテクノユニット「KARATECHNO」の一員として、インターネット音楽の黎明期より活動を続けているBUBBLE-Bさん、巫女装束姿で様々なデバイスを用いたパフォーマンスで注目されるOmodakaさんと、MODやTrackerを熟知したアーティストが揃う。
トークセッションやライブパフォーマンスを通して、現在の音楽文化の系譜をたどることができるイベントになりそうだ。
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イベント情報
音楽ファイルの90年代 ─MOD/Trackerの今日的意義を考える
- 日時
- 平成27年4月19日(日) 13:00-19:00
- 場所
- 東京藝術大学 千住キャンパス 3F スタジオA(東京都足立区千住1-25-1)
- 入場料
- 無料(座席数に限りがありますので立ち見になる場合があります。)
〈第一部:トークセッション〉 13:00-16:30
日高良祐 (東京芸術大学大学院)
河野崇 (SID Media Lab)
谷口文和 (京都精華大学)
田中治久 (hally/VORC)
ディスカッション
登壇者 + 毛利嘉孝(東京芸術大学)
〈第二部:ライヴパフォーマンス〉 17:00-19:00
taropeter
BUBBLE-B (KARATECHNO)
Omodaka
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