有馬トモユキ、ライゾマティクス、スケブリ、エキソニモら参戦──Adobe「PLUS ONE DAY」

Photoshop、Illustratorなど、現在のクリエイティブになくてはならないソフトウェアを送り出してきたAdobeがクリエイティブフェスティバル「PLUS ONE DAY」を開催する。日程は2013年11月8日（金）10:30〜18:00。クリエイティブシーンの第一線で活躍する作家を多く招聘し行なわれる一日限りのスペシャルなイベントだ。

イベント「PLUS ONE DAY」ではデザイン、フォト、ビデオ、Webの第一線で活躍するクリエイターが、Adobeの開発しているCreative Cloudを活用し、新たなジャンルに挑戦する様々なストーリーを披露。写真から動画へ、紙からWebへ、その最初の一歩をいかに踏み出せばいいか、新しいツールを使用する際のコツ、使い慣れたツールの違う視点からの活用方法など、Adobe製品ユーザー自身がデモを交え、セッションが行なわれる。入場無料・定員は1000名となっており、すでに事前申込が開始されている。

豪華セッションの一部を紹介

有馬トモユキさん – 書籍からWeb、そしてアプリまで。有馬トモユキによるデジタル・デザイン論

デザイナーの有馬トモユキさんによるセッションでは、デジタル・デザインに関するクリエイティブを巡る議論が展開される予定となっている。「なぜデザインは必要なのでしょうか？」という根幹から、書籍、Web、アプリなど、様々なメディアをカバーし、横断的に活躍される有馬さんならではのお話に期待したい。有馬さんは広告制作会社・日本デザインセンターに所属。Webやアプリ、ソフトウェアなどのデザイン、開発を手がける傍ら、TATSDESIGN名義で音楽、アニメ、文芸関連のグラフィック・デザインも行なっている。

ライゾマティクス – Rhizomatiksテクノロジー男子が語る インタラクティブ＋グラフィック デザインフロー

Perfumeの舞台演出によって、そのクリエイティブの完成度の高さを多くの人に知らしめたライゾマティクス（Rhizomatiks）も「PLUS ONE DAY」に参戦。今回はライゾマティクスのデザイナーが登壇する貴重な機会となっている。大規模商業ビル「渋谷ヒカリエ」に設置されているデジタル・サイネージのインタラクティブ・コンテンツのデザイン、展覧会「ライゾマティクス inspired by Perfume」におけるアートワークの裏側、また「Perfume Official Global Site」におけるインフォグラフィックスの作り方から大規模ライブ公演で披露されたLEDを使った光る衣装まで、彼らの縦横無尽なクリエイティブが紹介される。

杉山峻輔（スケブリ）さん – Adobeで遊ぼう！～グラフィックデザインから映像制作へ

グラフィックデザイン、ミュージックビデオ、インターネット、アニメ、VJ、マルチネレコード、シール、Tumblr、GIFアニメ。同世代から圧倒的な支持を集めるクリエイター、杉山峻輔（スケブリ）さん。本セッションでは、スケブリさんによるGIFアニメ制作デモから、話題となったtofubeats「No.1」等のミュージックビデオ制作の裏側など、グラフィックデザイナーが映像を手掛けるためのクリエイティブ術が披露される予定となっている。インターネット時代のクリエイターの中でも特に強い注目を浴びる杉山さんであるだけに、期待も大きい。

エキソニモ – セッションタイトル近日公開！　【Adobe PLUS ONE DAY】

タイトルはまだ明かされていないが、千房けん輔さんと赤岩やえさんによるアートユニット・エキソニモのセッションも要注目だ。エキソニモは1996年よりWebを中心に活動を開始し、実験的プロジェクトを数多く手がける国内のメディアアート界の草分け的存在。インターネットとアートの組み合わせを黎明期から試みながらも、その新しさは常に先端を走っている。

初心者や毎日Adobeソフトウェアにお世話になっているクリエイターまで、参加することで大きな収穫のありそうなイベントだ。人気必至のイベントになるのは間違いないので、事前予約を忘れずに！